新聞スクラップ

自分は、こんな感じで、新聞記事をA4に縮小コピーして、クリアポケットファイルに綴ることでスクラップしている。



縮小コピーには、コンビニのコピー機を使う。A3サイズの記事までスキャンできるし、家庭用プリンタより印刷の質が高いのが優れている。日経新聞はほとんどカラー記事がないので、基本的に1枚10円かけてモノクロでコピーする。記事は切り抜かず、新聞からそのまま1枚引きぬいたものを、折り畳んだり縮小率を調整したりすることで、目当ての記事だけが印刷されるようにしている。このやり方を確立したのは、2年くらい前だろうか(当時は朝日を購読していた)。それまでは、そのまま記事を切り抜いてA4紙に貼り付けてからファイルするというよくある方法だった。それをこのやり方に変えたことで、①大きなサイズの記事も収集できるようになったし、②切り貼りの手間が減ったし、③ファイルがかさばらなくなったし、④変色しないできれいに保存できるようになった。これにより、記事の保存性と閲覧性は大きく向上した。このやり方がどの程度世間的に普及しているのかは分からないが、個人的にはとても気に入っている。とはいえ、書籍を自力で電子化する「自炊」が流行っている昨今である。「どうせなら電子化すればもっと便利でよかろうに」という声も聞こえてきそうだが、自分は記事の場合に限らず「形ある状態で保存する」ということを楽しみの一つにしているので、例え便利でも今のところ電子化して保存する考えはない。電子化すると、どこにでも持ち運べるとか、時系列で保存できるとか、場所を取らないといったメリットがあるだろうが、際限なく保存できるため、収集する記事の数が増えて、あまり目を通さなくなってしまうだろう。何らかのトラブルやミスで、蓄積された全ての記事が消え去るという恐れもある。それに家のスキャナではA4より大きな記事を取りこめないため、いずれにしてもコンビニのコピー機で一旦印刷する必要がある。職場のコピー機ならPDFスキャン機能がついているから簡便に取り込めるが、そうした行為は公私混同というものなので例え仕事に役立つ記事であったとしてもするつもりはないし、してはいけないと思う。


まあそういうわけで、今後も当面はこうしたアナログなスクラップを趣味として続けていくつもりである。

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