初回講習

今日は、午後に丸々年休を取った。午前(8時30分〜12時:3時間30分)でも午後(13時〜17時15分:4時間15分)でも、同じ「半日」の扱いだが、午後は就業時間が長いし、残業がある分を考えれば実働時間はずっと長い。同じ半日休を取るなら、絶対に午後のほうがいい。が、それはともかくとして、今回休みをもらったのは、「運転免許更新の初回講習を受講する」という用事があったからである。いきさつについては、10月22日の記事で触れているが、今回が普通免許を取ってから初の更新となる自分が新しい運転免許証を受け取るためには、月1回しか開かれないこの講習を受けねばならなかったのである。


13時前に退勤し、会場の「上越地域職業訓練センター」に着いたのは13時15分ごろ。それから2時間弱の講習を受け、最後に新しい免許証を受け取って、15時20分ごろにそこを後にした。講習は、新潟県の交通事故の発生状況や、安全運転のために必要な心がけについて、PPスライドやビデオを用いて説明する内容だった。車学に通ってから2年以上がたち、だんだんと忘れたりあいまいになりかけたりしていた交通ルールもあったので、配付された冊子や説明を通じてそれらを復習出来たのはよかったと感じている。自分は3年前に原付免許を更新する時にも聖籠町の免許センターで受けたことがあるから、これで2回目だったわけだが、基本的には初めて自動車の免許取った人が対象なので、周りの受講者は学生らしき若者が多かった。会話を聴いていて、うちの大学の学生も混じっていることが分かった。平日の昼間に学外で学生を見かけるのはなんか変な気分だった。自分が学生だったときにはそんなのは当然だったのに、今は違和感を覚える。大学という場所にいるという意味では当時も今も同じだが、それでも自分は確実に学生の感覚を失ってきているんだなぁ、なんてしみじみ感じた。学生と教員はある意味同じ自由業だといえるが、職員はサラリーマンみたいなものだ。その間には越えられない壁が存在している。さて、今回受け取った免許証は、通算4枚目である。ICチップが搭載され、本籍は免許の表面には記載されずチップ内に記録されるようになったそうだ。チップから情報を取りだすための暗証番号(4ケタ×2つ)も登録した。今はまだ用途が確立されていないが、今後銀行で本人確認をする際などに使えるようになるらしい。顔写真は、先月警察署に手続きしに行った時に撮ったのだが、写真のことを考えないで行ってしまったので、Tシャツにパーカーをはおったラフな格好の上、顔も何だかデイヴィッド・ドゥカヴニーみたいなちょっと眠たげな表情をしている。筆記試験後に気合いを入れて撮影に臨んだ前回の免許写真に比べると、しくじった感が強いが、まあやむを得まい。次に更新される3年後まで、このやぼったい顔の免許証と仲良くしていくほかないだろう。


年休はこれで1.5日と5時間使ったが、このペースだと今年度は通算3日分くらいってことになると思われる。うちの大学は、年休の消化や残業の縮減を徹底する文化があまり育っていないので、2年目以降仕事が増えてきたら、休みは取りづらくなるだろう。「1年目なのに休む」ではなく、「1年目だから休める」と思って、必要なときには年休を取るようにしたいと思う。

(65分)