精神疾患＆心理学

今日、こんな本がAmazonから届いたので、早速読んでみた。

マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)

精神疾患について、わかりやすく解説する内容の、いわば実学的なマンガである。精神疾患とは、うつや、認知症、幻聴など様々な症状のことを指し、世間的にはそれらはマンガで扱うには重たいテーマである。しかし本書は、全くもってお堅い本ではない。むしろその逆だ。最初から最後まで、ハイテンションなギャグが満載なので、とてもおもしろく、時に声を上げて笑い転げてしまうほどに楽しみながら、一気に読み切ってしまった。世間的には重たいと思われているテーマを、平易に、親しみやすい形でまとめたという点で、本書は非常に画期的だと言っていいだろう。自分はそうした分野に対する知識が浅かったが、本書を読んだおかげで、偏見なく、誰にでも起こりうることなんだなと思えるようになった。入門書あるいは啓蒙書としてこれほど優れた書籍はないだろう。万人におすすめしたい1冊である。

・・・と絶賛してみたが、自分が高く評価する理由としては、本書が原作：ゆうきゆう、作画：ソウの黄金コンビの手による作品であることも非常に大きい。この二人は、かの有名な「スーパーリアルRPG」を世に出した人たちである。スパリアについては、あえて詳しくは書かないが、二人の卓越したセンスが光る、非常に優れたウェブマンガであるとだけ言っておこう。自分がスパリアを知ったのは、おそらく2006年のことだと思う。ネットサーフィン中にたまたま読んで、その虜になってしまったのである。07年5月に本作品が書籍化された際には、初版本をAmazonで予約して購入している。またそれより前になるが、東大医学部卒のゆうきゆう氏が書いた勉強法についての本も、06年11月に購入している。この本は公務員試験勉強をする際に参考にしたので、今の自分がこうしていられることに少なからぬ影響を与えているのは間違いない。両氏のことは、普段からHPをチェックしているわけではないし、信奉しているというほどではない。だが、自分が結構熱心なファンであることは確かだろう。それゆえに、先日久方ぶりに見たゆうきゆう氏のHPでこの精神疾患についてのマンガを知って、即購入したのだった。

「マンガで分かる心療内科」については①のHPで、「スーパーリアルRPG」については②のHPで全て読むことが出来る（出版されたものは、これに若干加筆訂正が加えられている）。面白さは自分が絶対的に保証するので、興味のある人は、ぜひ読んでみて欲しいと思う。

①http://yucl.net/manga
②http://sinri.net/n/srrpg.htm

心理研究家ゆうきゆうのスーパーリアルRPG―マンガで分かる理想と現実の115の違い

ゆうき式逆転発想勉強術―「勉強したくない!」を活用する

（45分）