023

来月の半ばに自分は、23歳の誕生日を迎える。22歳でいられるのも、もうあとわずか半月ほどの間だけである。


歳を重ねることが、誇らしい、喜ばしいものから、自分の衰えや、人生の残り時間の減少を意識させるものへと変わってしまったのはいつからだったろうか。少なくとも、18歳の誕生日のときには、すでに後者の段階に移行してしまっていたようだ。当時の手帳には「もう年だな」とのメモが残っている。


さて、23という数字を、あえて3桁で書くと、「023」となる。語呂合わせでは、おにーさんとも読めるし、おじさんとも読める。意味深である。なんだか、この年が、若々しさを保ちながら年を重ねられるか、老化の坂を転げ落ちるかの分水嶺となるような気がする。やっぱり、出来ることなら、いつまでも若々しく、健やかな状態を保てるに越したことはないから、そのためにこれから意識的に何か手を打っていかないとならないだろうな。


生活の改善、スポーツの習慣化、ストレスをためないこと、物事に前向きであること、自分の視野を広げる努力を欠かさないこと、年下の世代の行動や文化を「最近の若いやつは」と突っぱねないこと、それとあとは、自分のことをまだまだ若いし何でも出来るんだと思うこと・・・。そんなことが、おそらく大切なんじゃないかな。

(25分)