プレリュード

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多くのFF作品のタイトル画面で流れる曲、「プレリュード」。いいよねぇ。ドラクエで言えば、「序曲」にあたる存在。色んなバリエーションがあって、でもその一つ一つがどれもいい味を出している。ゲーム音楽っていうのは、いいもんだよね。上に載せたのは、FF4のアレンジアルバムで、プレリュードが聴きたくて持ってきたのだが、メインテーマ(フィールド曲)も少し寂しげなメロディに懐かしさがこみ上げてきて、すごく心にしみた。FF4は中学1年のときに初めてプレイした(でもクリアしたのは高校2年のときだったりする)FFなので、思い入れがある。あれから10年になる。なんだか、ものすごく隔世の感、断絶感を感じる。22年半の人生の中での10年なんだから、当たり前か。でも、これが32歳になったときに、22歳のときのことを思い出したのだとしたら、果たして、その10年間を「すごく長かった」「はるか過去のよう」と感じるだろうか。いや、おそらく、思わないような気がする。一日一日の濃度、密度といったものが、今は希薄だから。それを思うと、このまま漫然と年を取ったらやばい、何もかもお仕舞いだという危機感がふつふつと沸き起こってくる。時間の流れに抗うように、休まないで色んなことに取り組まないと、という気持ちになる。その気持ちを保てるように、努力しなくては。


基本的に、自分でプレイして聴いた事のあるゲーム音楽しか聴かない主義(そうでないとそのゲームをプレイして初めて聴いたときの新鮮な感動を損ねることになるから)なので、最近じゃiPodゲーム音楽のサントラを新規で入れることがめっきりなくなってしまっているのだが、それじゃやっぱりつまらない感じがする。昨日今日と、車内でゲームサントラを聴いていて、その良さに改めて気付かされたので、やっぱりもっと色んな曲を聴いてみたくなった。

(30分)