回転式

先週、本棚を2台買った。回転式で7段あるやつだ。自分で組み立てなければいけないタイプだったので、土曜に祖父に手伝ってもらって組み立てた。1台目は途中で部品をつけ忘れて、分解してやりなおしたりしたので、時間がかかったが、2台目は手順が分かっていたので3分の1くらいに時間を短縮できた。



このタイプの本棚は、実は3年前にも買っていて、これで合計3台を所有することになった。でも自分の部屋に3台も置く場所がなかったので1つは弟にあげた。1台に約280冊の本が入るため、自分の部屋も、弟の部屋も、平積み状態で散らかっていた本がすっきり片付いてよかった。それに、この本の整理作業中に思い出した。自分がドラクエを好きだったということを。「ロトの紋章」、「ダイの大冒険」、「天空物語」、「幻の大地」などのドラクエが原作のコミックを何年かぶりに目にして、ドラクエの世界に夢中だったころを懐かしく思いだした。ドラクエ4コマもたくさんあった。近頃、何にも本気になれるものがなくて、過去も含めて自分が空っぽみたいな気分になってしまいがちだ。そんな中、自分にも確かに熱くなれるものがあったんだ、と気づかされたことで、何だかうれしくなった。本棚を見ればその人が分かるという。ならば、自分は本棚通りの「ドラクエ好き」な人になるのが、戻るのが、一番自分らしく、素直な生き方なのではないだろうか。今は「ゲーム離れ」という言葉がまさにあてはまるような状態で、ゲーム機の電源を入れることすら億劫で(MW2以外は)全然ゲームをしないのだが、仮想世界の主人公として冒険をする時間というのも、社会人になった今こそ生活にメリハリをつける意味で必要なのではないだろうか。一か月後のドラクエのコンサートに向けても、自分のゲームに対する気持ちを、かつてのような気持ちを、再び蘇らせておきたい。そう思っている。

(30分)