ⅣとⅨの覚え方

ゲームの歴史が長くなるにつれて、シリーズ化が進んでゲームタイトルのナンバリングが大きくなる傾向が強くなってきた。


15年前だったら、自分の知るかぎり、RPGでナンバリングが「4」を超えていたのはドラクエとFFくらいなものだったと思うのだが、今では4なんて全く珍しくない。FFなんてまもなく13が出ようかというほどである。


こうなると、ややこしい問題が出てくることになる。それはローマ数字の表記のことだ。


例えばⅣ(4)とⅥ(6)、この二つを取り違える例が昨今少なくない。ネットではともかくとして、ゲーム誌の最大手であるファミ通でも、この手のミスがたまに見られる。


ローマ数字は、ちょっとカッコいい印象を与える反面、少々面倒なところがある。自分はゲームタイトルで昔から見慣れているので、特にどう見分けるか考えずとも区別が出来るのだが、ゲームとは馴染みのない一般の方や、ゲームの初心者の方などはややこしく感じてしまうのもムリのない話だ。


「V」は5で、「X」は10で、「I」がそれらの左に付けば1引算、右に付けばその本数分だけ足算で・・・などと聞かされても、ちょっとメンドくさいと思ってしまうことだろう。


これをどうにか簡単に覚える方法はないだろうか・・・。そう考えた末、自分はある語呂合わせを考案した。


それは「さよく」という3文字である。「左4・9」と書いて「さよく」とルビを振れば分かりやすいだろう。これはどういうことかというと、「左に棒が付くのは4(Ⅳ)と9(Ⅸ)だけ」ということを表している。つまりローマ数字で一番間違われやすいⅣとⅥを見分ける方法なのである。これは結構いい覚え方なんじゃないかなと、自分なりには思っているし、自分自身たまに困惑した際に、この言葉を思い出して区別をするようにしている。


この語呂合わせにオリジナリティがあるのかどうかは良く分からないが、気に入った人はぜひ覚えてみてもらえれば幸いである。

(2008/02/09、転載:加筆修正15分)