New shoes

今日は午後3時前に突然Sが訪ねてきて、彼の「靴を買う」という目的のために亀田のジャスコ(イオン新潟南ショッピングセンター)まで付いていくことになった。彼は内定が出てからというもの(いやそれ以前からも)暇で暇でどうしようもないそうで、暇をつぶすために自分を誘いに来たらしい。


まあ自分も今朝起きたらトイレの電球が切れていて、替えの電球を買うためにも外出しようと思っていたから、その用事も済ませられるならと思って、同行したのだった。


店に着くと、まず電球を買った。あと5ヶ月未満しか部屋を使わないことを考えれば、一番安い電球を買っても良かったのだが、自分の後に部屋を使う人の電気代、ひいては日本全体のエネルギー消費量の節約のためにも消費電力の小さいもののほうがいいと思い、そこそこ値の張るものを買った。自分の生きている内に石油が枯渇しては大変だから、社会全体の省エネは極めて重要なことだ。アダム・スミスも言ってたように、他者に対する個人個人の「共感(sympathy)」ある合理的行動が社会全体の厚生を高めると思う。だから自分は、自分自身の短期的利益にとどまらず、他者への利益供与が長期的には自分の利益になると考えて、出来るだけいわゆる迷惑をかけない行動を取るよう心がけている。ただし外面上「短期的利他→長期的利己」として現れるだけで、自分は利他主義者でもなんでもなく、あくまで基準となっているのは利己主義だ。全てはめぐりめぐって繋がっていてしまいには自分に降りかかってくるという考え方、循環思考というか、因果応報というか・・・これってお金の流れと同じだから経済学を学べば自然と身につく思うんだけど、この概念はぜひ多くの人に思考の根底に置いておいて欲しいなと常々思ってしまう。「自分がされて困ることは他人に対してはしない」っていうことを全員が実行するだけで、例えば口をついて出そうになった文句をぐっとこらえるだけで、全ての人が幸せになれると思うんだけどな。だから長期的に自分の利益を最大化できる、スミスの考えたような真の利己主義者がもっと増えればいいんだけど。ただし、ただの自己中は短期的な利己すら実現できないダメ人間だから、あんなのは利己主義者じゃない。あんなのをB型の仲間に入れられたら困るので、勘違いなさらぬよう。


脱線しすぎたけど、元の話に戻す。


電球を買った後、靴屋へ行った。自分は彼の付き添いできたので最初は何も買うつもりはなかったのだが、4年もはいていて水が入り込むようになってきたこの靴もそろそろ買い換えるべきだなと思って、結局自分の靴も買うことに決定。こういうものは履き心地でなんぼなので、デザインであんまり迷っても仕方ないと思って、とにかく軽そうなのを選んでほとんど即断で買った。



ただ足のサイズは合っているのだが、どうにも履くときにかかとが入らなくて四苦八苦してしまうので、靴べらが欲しくなった。今度ヤフオクか何かで買うかもしれない。


目的を達成した後は、ユニクロとゲームコーナーと本屋に立ち寄ってから、店を後にした。


で、夕飯をワープで食べて帰宅。ここでSとはお別れかと思ったら、「帰ってもやることがないから」というので、GTA4をやらせてあげることに。彼は二時間ほどリバティーシティで悪行を働きながら暴れまわっていたので、自分は部屋を掃除したり新聞を読んだりした。


GTA4をようやくやめた彼は、今度は「ゲームをやりすぎて疲れたから」といって湯ったり苑へ行くことを提案。その発想は想定していなかったので、どうしようかと思ったが、たまにはいいかと思って賛成。つくづく自分は彼に振り回されているな、とやれやれと思ってしまった。さながら彼がハルヒで俺がキョンといったところか。まあ男同士だからそのたとえは不適切だけど。気持ち悪いだけだけど。


湯ったり苑では、サウナと水風呂を堪能。みかん風呂とかいうのもやっていたようだが、あいにく気付かず入りそびれてしまった。すでに歯磨きしていたのでコーヒー牛乳を飲めなかったのは残念だったが、彼の車で湯冷めせず帰れたのは幸いだった。


部屋まで送ってもらってようやく今日の彼との付き合いは終了。彼は月曜に某大学の面接の試験結果が出ることを知っているので、「次は月曜か。会うの楽しみだな」と別れ際に口にしていた。受かっていたら電話して教えるけど、落ちてたらしない、と自分が言うと、「言いたくないから結果は察しろってか」と彼は訊いてきたので、いや電話代もったいないから、と答えるとなぜか「受けるーw」とか言っていた。意味分からん。


そんなこんなで、今日は特に何も出来ずに終わってしまったので、明日は有効に、有意義に使いたいと思っている。

(90分)