夜更かし厳禁

結局、モスバーガーに落ち着いて、そこで5時過ぎから11時まで過ごすことになった。テリヤキチキンオニポテセットと追加注文のコーヒーで長時間粘った。


自分は読書をしたあと、その本の内容のまとめを作って、日記を4日分書いた。何日も前の日記を書けるのは、日記とは別にもう一つ「行動記録」という何時何分から何をしていたかということを記した日記の材料みたいなものをつけているからなのだが、一日に二つ恒常的記録をつけるのは結構面倒なものだ。そのくせ最近は毎日ブログを書いているので、毎日の記録に要する時間を合計すれば、月に3本くらいはRPGをクリアできるのではないかと思われる。


そんな作業をあくびをしながら続けていると、自分の近くの席に、10歳くらいと思われる女の子とその両親らしき親子が座ってきた。そこで自分は「おいおい」と思った。


もう時間は9時半を回っている。昔から「良い子は9時までに寝る」ものと決まっているというのに、こんな時間に店にやってきて食事を取るとは何事か。小さい子ならなおさらだ。最近の親はどうなってるんだ!と勝手に苛立ちを覚えたのだった。


こんなことを言うと頭が古いと思われるかもしれないが、実際子どもの身体と脳の発育のためには睡眠は本当に重要で、先日の日経新聞にも子どもの就寝時刻の遅さと睡眠時間の短さとに警鐘を鳴らす記事が載っていた。


自分も小さい頃はテレビを見ていても9時を過ぎると否応なしに寝かされたものだった。そのときは続きが気になるのに見れなくてムカっとしたりもしたものだったが、今思えば親のそのやり方は妥当だったと納得している。


自分は結婚については何にも考えていないが、子どもの教育とか健全な発育とかについては自分が関与するか否かに関わらず重要な問題だと思っている。なぜなら子どもは社会全体の財産であり、希望であるからだ。子がいないからといって、人事として目をそらしていいものではない。自分が環境問題を深刻視するのも、自分の利益の問題であると同時に、将来世代に対する責任があると考えているからだ。だからその家族のこともつい気になってしまったのだった。


その家族は10時過ぎにようやく帰っていった。当然その親子にも何らかの事情があったのだろうから、一方的に責めるのはあまりに偏狭な考えといわざるを得ないが、スーパーなどでも同様の例を見かけるので、子どもの夜更かしの傾向は厳然たる事実であろう。親の生活時間の深夜化に引きずられてそうなってしまっているのだ。


自分も今後は少し夜更かしを控えようかな。こんなことを主張しておきながら自分がそれを出来てないんじゃ、示しがつかないから。

(35分)