サイクリングイベント:2017/5/21

昨日は、佐渡島の外周210kmを自転車で一筆書きするイベントに参加した。1日の走行距離として自分史上最長な上に、単独で参加するという困難な挑戦だった。前泊して臨んだ大会当日は、雲のない青空が広がる絶好のサイクリング日和だった。午前3時前に起床し、この日のために買った新品のサイクルジャージに腕を通して、高揚する気分を何とか抑え込みつつ、4時半頃に早々と列に並んでスタートを待った。そして、5時50分にスタート。平均時速28km/hを意識しながら、他の参加者を意識せずマイペースで走るよう心がけた。余裕のあった前半は、次々と現れる佐渡の絶景の数々に気持ちのいいサイクリングを楽しめたものの、向かい風になった中盤から体力を徐々に消耗、終盤は自ら課した「アウター縛り」という条件のせいで、立ちはだかる激坂にもがき苦しむも何とか足をつかず上りきり、最後の力を振り絞って、命からがらゴールまでたどり着いた。時刻は16時34分、ゴールタイムは10時間44分。名前を呼ばれてゴールした瞬間は本当にうれしくて、もう少しで涙が出そうなくらいだった。ここ最近、昼休みのバドミントンができていなくて、運動不足気味の身には本当に過酷で、よくもまあ完走できたものだと自分でも驚いている。でも参加してみて、「サドイチ」(佐渡島一周)という得難い経験ができたし、最後まであきらめなくて本当によかった。ロングライド派サイクリストの誰もが憧れる、念願のイベントに出られたこと、そして自分の足で走り切ったことは、やればできるんだという自信にもつながった。ただ、この感動は、自分だけで独り占めするには大きすぎる。次回参加するときは、誰かと一緒に出て、みんなで共有したいものだ。そのためにも、これから「サドイチ」の素晴らしさを周りの多くの人に伝えていきたいと思っている。


(※今回の写真は、フォトライフの「201705佐渡LR」フォルダに保存した。)

(25分)