DIY:網戸張替え

この土日は、衣装棚の整頓や、車のワイパーのスノーブレードからノーマルへの交換など、家の雑務を色々とこなした。その中でも、「網戸の張替え」は特筆すべき事項として挙げられる。初めての試みであったと同時に、以前からの懸案が片付いたからだ。


自室の網戸は、少なくとも昨年の7月から破れていた。網戸の隅の部分が大きくめくれて、虫やほこりを防げない状態になっていた。今年で築17年になる家の建設当時から使われていたものだったから、もはや寿命に達していたのだ。抜本的な対策は後回しにして、とりあえずはガムテープで応急措置を試みたが、風雨にさらされる屋外ではガムテープの粘着力はすぐに失われ、同時に破れた個所も広がってしまい、その後長いこと網戸は機能を果たさなくなっていた。それゆえ、自室の窓は換気のために開けることもままならない状態であった。冬の間はそれでもよかったが、いよいよ春になり、このままではいけないと思ったことから、昨日になってようやく重い腰を上げ、網戸の張替えについてネットで調べてみた。するとやり方について解説したページがたくさん見つかり、どうやら業者に頼む必要はなく、自力でも簡単に出来るらしいということが分かった。今日は五千二近所のホームセンターに行って道具をそろえ、午後から納屋で網戸の張替え作業をやってみた。


網戸の構造はごくシンプルだ。窓枠と網は、パッキンのようなゴムで枠のなかに押し込むことによって固定されているに過ぎない。従って、ゴムを外せば古い網は取り外せるし、新しい網をあてがった上でゴムを再び押しこみ、はみ出た網を切り取れば交換完了となる。特別な技術は一切必要なく、初めてでも交換用の網に書かれた説明を見ながらやれば出来てしまうほど簡単である。今回は自室の網戸の他に、リビングの網戸2枚も対象にして、計3枚を張替えた。自分でやってみたところ、1枚目こそやり方に手間取り50分かかったものの、2枚目以降はコツをつかんで25分で仕上げることが出来た。大して時間はかからなかったし、仕上がりも多少不格好な部分こそあるものの実用上では全く問題ない出来だった。何より、費用が安いのがよい。初期投資として道具(クリップ、ローラー)に約700円を要したが、張替えに使う網とゴムは1枚当たり約500円なので、業者(1枚4000円)に頼むのに比べれば格段に安い。慣れればさくっと出来てしまうものだし、結構楽しい作業でもあるので、今後は網戸の破れを見つけたらすぐに自分で直そうと思っている。



↑破れた自室の網戸。虫どころかネズミも入ってこれるほどの穴が空いてしまっている

↑張替え前(一番上の写真とは別のもの)


↑張替え中。特殊なローラーを使う

↑左が新しく張り替えたもの、右は古いもの。虫の侵入を防ぐため、26メッシュという目の細かい網を使用。自室用には更に細かい30メッシュを選択した。

↑使った道具


老朽化の進む家の維持管理のために、自分自身でやってみる(Do it yourself=DIY、日曜大工)という姿勢はとても重要だ。何でも業者に頼んでいたらいくらお金があっても足りない。水道や電気など、技術を必要とする設備は自力ではなかなか手が出せないが、家の構造に関係のない今回のような軽微な部分については、出来るだけ自分で直していきたいものである。

(70分)