試行柵誤

1年ぶりの魔の10連勤も、今日でようやく終了した。思っていた通り、やはり体力的にかなりキツいものがあり、疲労が溜まったせいか口内炎がたくさんできた。残業のせいで、家に帰ってから眠るまで1時間半しかなかった日もあった。自分の仕事で手一杯ながらも、ボランティアで自分の前々任の担当業務である給与の仕事のサポート(担当者への技術的なアドバイス)もしたりした。長く険しい日々だったが、とにもかくにも乗り切ることができ、今は心底ほっとしている。振替休日を取る明日から、「三連休」が始まる。予定がぎっしり詰まっていて忙しい休日になりそうだが、来週も慌ただしい一週間になるので、それに備えて最終日の日曜くらいはゆっくりしたいものだ。


それはさておき、自分はずっと昔から、自室のベッドに布団がずり落ちないようにするための柵を取りつけて使ってきた。小学生のときにベッドを買ってもらうと同時に使い始め、大学時代に一人暮らしをするようになってからもそれを買い直して使用し、社会人になった今も使っている。これがないとふとんがすぐにずり落ちるので、安眠のためにはなくてはならないものだと信じてきた。でも、同年代の友人等の話を聞く限り、彼らはこういう道具は使っていないらしい。じゃあ、無くても意外と大丈夫なのか?と思い、試しに昨年末から3週間ほど柵を外してベッドを使ってみた。その結果、想像通りに布団はずり落ち、シーツもかなりずれた。寒さで目が覚めて、それを眠っている姿勢で足や手を使って直すので、明らかに安眠が妨害されるということが確認された。そして一つの結論に至った。自分にはやはり、ベッドの柵が必要だ、と。2日前からベッドの柵は復活し、睡眠の安定度も回復している。唯一変わったのは、今まで2個使っていたのが、1個になったこと。足元側に1個あれば事足りることに気付いたのは、今回の「実験」の成果だった。今後もベッドの柵は、自分の安眠を守るために活躍し続けることだろう。おそらく、人生の最後を迎える、その日まで。

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