鉄粉除去

先月、久々に(おそらく1年以上ぶりに)自分で洗車したとき、車体に黒い点々が多数付いているのに気が付いた。スポンジでこすっても取れず、爪でこすってみると次第に薄くなった(多分、爪でこすると塗装に傷が付くのでやるべきではなかった)。何かなーと気になり、ネットで調べてみたところ、「鉄粉ではないか」という結論に至った。除去するには粘土を使ったりするらしく、やり方によっては塗装がはげる恐れもあるとかで、これは素人が自分でやるべきではないと思った。それで今朝、近所のスタンドに行って相談してみた。


「これ取れますか」と外装の汚れを差して相談したところ、やはり「鉄粉除去」が必要だと言われた。気になるお値段は、水アカ除去とセットでなんと9,450円だった。高い!想像の2倍以上高かった。さすがに迷ったが、しかし鉄粉は放っておくとどんどん塗装の奥に刺さっていき、外装の金属そのものを傷めるという噂なだけに、このままにしておくのも看過できない。この青いボディをこれ以上傷める訳にはいかない・・・。そう思い、結果的にやってもらうことに決めた。すると、作業には1日かかるので、夕方にまた来てくれと言われた。再び悩んだが、代車を借りれるということだったので頼むことにした。最初はマニュアル車の軽トラが出てきたが、不安を訴えたらオートマの軽自動車が出てきたので、それを借りることにした。何だか代車というかスタンド店員の車っぽかったので、その後は慎重に運転した。大学の図書館で1日中レポート作成の作業に勤しみ、夕方になって再びスタンドを訪ねると、「もう終わってます」とのこと。思ったより早く終わったようだ。帰ってきた車を見てみると・・・なんということでしょう。黒い点々はすっかり消えていて、元通りの青いボディがよみがえっていた。値段が高かっただけのことはあると満足した。鉄粉を除去するのにてこずったのか、わずかに塗装に破れたような箇所が見受けられたが、それほど気になるものではなかったので視界から捨象した。支払いをする際に、店員に訊いてみた。「鉄粉をつかないようにするために気をつけることはあるか」と。店員曰く、「鉄粉を防ぐことは難しい。固着する前に落とすほかなく、こまめな洗車が不可欠なり」と。なるほど、と思った。まあ屋外を走る限り、根本的にはどうしようもないということだろう。さすがに、もう今後鉄粉除去を頼む気はしない。毎月のスタンド洗車を欠かさず、また自分でも乗り降りする際にたまに外装のチェックをして、鉄粉が付いていないかチェックするなど、こまめな手入れで自己防衛するしかないようだ。今回の件で、車に対する自己チェックを強化しようという意識が高まることになったのだった。


近頃毎晩酒を飲んでいる。文章のノリが変なのも、酔っ払っているせいだ。ご了承いただきたい。

(20分)