はやぶさの日

昨日、6月13日は、探査機「はやぶさ」が地球に帰還した日である。昨日の朝、ふとそれを思い出してネットで検索したら、この日を「はやぶさの日」に制定したとのニュースが引っかかった。何でも、宇宙航空研究開発機構JAXA)の関連施設が立地する自治体で構成される「銀河連邦」なる団体が決めたそうだ。これを見て、「はやぶさの偉業を後世に語り伝えるいい機会になる。素晴らしいことだ」と思った。そして、大気圏に再突入したはやぶさが、火の玉になって燃え尽きながらもカプセルを地表に届けた2年前のあの映像を思い出して、胸と目頭が熱くなるのを感じた。「地球に帰ってきて!」と願い、奮闘したJAXAの職員や企業の技術者を始めとした多くの人たちの思いを受け止め、遥かな宇宙を旅した末に地球に帰還したはやぶさ。これほど夢とロマンにあふれたドラマは、どんなSF映画にもない。この日が来るたびに、ぜひ多くの人たちにはやぶさのことを思い出して欲しいし、再来年打ち上げられる予定の後継機「はやぶさ2」のことも含めて、日本の宇宙開発が国民的な期待と支援の下でこれから大きく飛躍していくことを願ってやまない。自分も、宇宙ファンの一人として、それをずっと見守っていきたいと思う。

(15分)