値下げ

ニンテンドー3DSが発売から半年も経たないうちに1万円値下げすることになるなんて、任天堂は今の状況に相当な危機感を持っているようだ。朝新聞で記事を読んで知り、大変に驚かされた。ゲーム業界の約30年の歴史においても、発売間もないハードのこれほどまでの大幅値下げは前代未聞なのではないだろうか。もはや、売れるも八卦売れぬも八卦みたいな運を天に任せるような商売をしていた時代にはどうやっても戻れないんだろうな。


自分は3DS開封してちょっと遊んでみただけで、実際全く使用していないに等しい状態だが、今回の発表に対しては、怒りではなく心配の気持ちが沸いてくる。本当に心配だ。今日の株式市場では任天堂株がストップ安を記録したというから、市場は負の予想で過剰反応しているようだが、自分は任天堂が今後も力強く誠実にゲーム業界をけん引してくれることを期待しているので、任天堂には今回の市場の短期的な反応にあまり捉われることなく、ユーザーと業界の利益のために頑張ってほしいと思っている。一番憂慮すべきは、業界が自信と活力を失ってしまうことだからだ。ゲーム専用機が、スマホタブレット端末に主役の席を明け渡すなんてことは、自分にとってはありえないし、あってはならないことだと思う。それを防ぐため、自分ももっとゲームをプレイして、ゲームを買って、業界の持続的発展のために貢献しなければ・・・。そう強く思わされた出来事だった。

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