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地震の被災地の復興支援を目的として義捐金の受付や募金があちこちで行われているようだ。職場にも先週急遽募金箱が設置された。これを見て、自分もいくらかお金を投じようかとも思ったのだが、よく考えてみた結果、別の行動を取ることになった。



「やっぱり、一番の復興支援は経済活動(消費)を行うことだろう」と思って、買い物をすることにしたのである。義捐金や募金等で集められたお金は、一旦国や県などに集約されて、それから被災者や被災した各自治体等に分配されることになるのだろうと思うが、実際に使われるまでには少々ならず時間がかかるものと思われる。その間プールされているお金は、消費されることも運用されることもないまま遊んでいることになるわけで、これは経済学的に考えて機会費用である。それならば、同じお金を今消費に回して、すぐに市場を流通させたほうが、同じ時間で結果的に何倍もの経済効果が見込めるし、なにより無私の行為としてではなく「直接的に自分のため」という形でお金を使うほうが、自分としてより合理的で納得がつくし、単発で終わらず今後も継続可能な選択だと思い、大きな買い物をすることが今必要なことだと判断した。確かに募金等と違い直接に被災者の懐を暖めるものではないが、非常時とはいえやはり本来の生産活動の枠組みの中で復興の青写真を描くのが長期的には着実なプロセスではないだろうか。みんなが揃って募金等をしている今こそ、大判振舞いの消費を行うことが自分の為すべき役割だと思っている。文章にしてみると、あまり論理的に整合性が取れていないことが分かってしまうが、まあとにかく普段にも増して積極的にお金を使うことこそ、日本のためになると自分は思っているということである。



↑左手に持たせたボールペンからいかに大きいかが分かると思う。


で、昨日は、PS3本体、ニンテンドー3DS本体、それにゲーセンと、締めて6万円ほどのお金を消費に回した。当然ながらこれにより貯金は大きく減った。PS3はすでに持っているものの買い替えのため自分用に、3DS本体は大学合格祝いとして弟へのプレゼント用に買ったものだ。後者は元々約束していたものだが、前者はほとんど景気刺激策として買ったに近かった。今まで使っていた古い機種との機能的な差は、「本体電源のオンオフがブラビア(テレビ)と連動する」ということくらいだ。テレビの電源を落としたらPS3もオフになったので、使ってみてちょっと感動したが、本当にそれくらいしか実質的な差異はない。据え置きなので本体が小さくなったことなど関係ないし、320GBのHDDはほとんど埋まりそうにない。まあこれも古いほうを弟への餞別にすることになったので、買ったことに十分価値はあった。ゲーセンでは、上のでかいぬいぐるみが取れた。タグ掛けしたら持ち上がり、図体の大部分が出口の上に浮いたのだが、タグがアームの溝に引っかかったまま外れず、出口に落ちなかった。これではもう一度アームを開け閉めしてみても落ちそうにない。せっかくいいところまでいったのに、これではあまりに悲しい。それで「これ落ちたことになりませんか?」と店員さんに相談してみたら、その場で取れたということで認定してもらうことができ、筺体を開けてもらって幸いにも景品を得ることができた。全長約45cmの、これまでに取ったものとは比較にならないほどビッグサイズのリラックマである。帰宅後祖母に見せたら欲しがっていたので、写真だけ取ってプレゼントすることにした。このぬいぐるみは現在、リビングのソファにどでんと鎮座している。


これより前にも、すでに先月末から色々と買い物をしまくっているのだが、それについてはまた後日述べることにしたい。来月は自転車(ロードバイク)を買って、経済の活性化のために貢献したいと思う。


<参考>
○ガジェット通信−どこに寄付をしたら どこにお金が行くのか
http://getnews.jp/archives/105689


NPO会計道−義援金と活動支援金
http://blog.canpan.info/waki/archive/510

(75分)