薬売り

今朝、起きた時、熱は36.9℃に下がっていた。富山の薬売りが持ってきた「ネオ眞治」という風邪薬(6包840円(税込))
が効いたのかもしれない。うちでは熱が出た時決まってこの薬を服用する。解熱作用は抜群だ。寒気や節々の痛みもなくなった。ただ、鼻づまり、のどの痛み、頭が少しぼーっとする症状は、まだ残っていた。しかし、先週出張やイベントの準備で仕事に穴を空けていた埋め合わせをしなければならなかったので、休むわけにはいかず、体調は万全ではないながら出勤した。今日の仕事中は、体調にかなり波があり、よくなったり悪化したりを繰り返していた。出勤する限り、数日間はこんな調子が続くかもしれない。出勤するかどうかは自己責任だが、ほかの人に風邪をうつしたりしないように、せめてマスクだけはきちんと着けなければなるまい。そういえば、富山の薬売りは、今でも毎年自宅に売りに来ているようだ。自分が子どものころは、よく紙風船やゴム風船をもらった覚えがある。流通が発展した現在では、一軒一軒を回って売り歩くような方法は非効率に思えるし、かつてに比べれば営業規模はかなり縮小したに違いない。ただ、体の不自由な高齢者が増えている現在、この売り方は再び時代のニーズに合致しつつあるのも確かだろう。現代の事情に合わせて変化を取り入れつつも、伝統の一つとして、ぜひ今後も続けていってほしいと思う。

(20分、5/29)