予想外

夕方、ジョーシンから電話がかかってきた。何かと思ったら、「キャンセルが出たので、今日来ていただければお渡し出来るんですがどうしますか」という話だった。部屋でくつろいでいたところだったが、「これから行きます」と即座に返事をし、身支度をして車に乗り込んだ。そして、17時過ぎに、これを入手した。



ニンテンドー3DS(コスモブラック)と、3DS対応のウイニングイレブンである。意外と品薄という訳でもないのか、ジョーシンの後にヤマダ電機に寄ったら、「在庫あります」という貼り紙がされていて、「予約なしでも買えるのか?」とびっくりしたのだった。一方でネットでは転売屋が跋扈しているのが確認できる。本体は以前予約していたのだが、初期出荷分はすでに予約が埋まっており、受け取りは3月12日ころになると言われていたので、発売日だった昨日も、3DSのことを特段気に留めてはいなかった。だから、今日の入手は全く予想外で、店頭で商品を受け取った時も、喜びよりも困惑のほうが勝っていたくらいだった。今でもまだ、不思議なことに入手した実感というのがあまりなく、「あー、これが3DS・・・なのか」とぼんやりしたした感慨らしきものがふわふわと漂っている程度に過ぎない。任天堂が満を持して発売した画期的なハードだというのに、あまり感動できていない自分を見て、「もうゲームにワクワク感を持てなくなってしまったのだろうか」と衝撃と失望の念を抱きそうになるが、まだ外箱を眺めているだけなので、実際にプレイしてみればこの懸念が払拭されるものと信じたい。


今は仕事が繁忙期なので、残念ながら半月くらいは放置しておくしかなさそうだ。対応ソフトでウイイレを買ったのは、Y氏がウイイレにハマっていると聞いて興味を持ったから。スポーツゲームを買ったのは(パワプロ等を含め)これがおそらく初めて。ソフトのカバーを飾っている選手が誰なのかも分からないほどサッカーに疎いのだが、サッカーはマジアカでもよく出題され困っているので、このゲームをプレイして選手やチームの名前等を勉強出来たらいいなという思いもある。自分はこんな調子なのだが、これでも日本のゲーム業界の行く末を心から案じている一人でもあるので、3DS起爆剤にぜひ業界が活性化してほしいと心から祈っているし、応援している。ゲームソフトも、なるべく新品を買って業界に貢献しようと心がけているくらいだ。自分の時間がもう少し作れれば、自分のゲーム熱ももう一度高められるかもしれないが、仕事の状況を考えると、まだそうした明るい未来は見えてこない。

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