闇夜

今日の帰り道、真っ暗な中に靄が立ち込め、周囲の視界は30m以下。何も見えない、全てが消失したような景色。運転には極めて危険な環境で、緊張感を持って前を見つめていたが、同時にヘッドライトの光を掻き消す不思議な空間の中に心を吸い込まれそうな気分にもなっていた。幻想的であり、無限の広がりを感じた。それはさながら宇宙旅行のようであった。

(25分)