最後からいくつ目かの転換点

今夜は、すごく大事な夜だったように思う。若手の新人歓迎会があり、楽しいやり取りがあった。それと同時に、大学の存否を巡る極めて厳しい現実についての議論もあった。そして、自分が信頼する人たちにとっての主眼はむしろ後者にあった。自分は、本省帰りの先輩から仕掛けられた改革を巡る議論に挑んだものの、十分に対抗出来ず、思考と行動の両面における力不足、努力不足を感じて苦々しい思いをした。本来ならここで自分の考えをぶつけて、先輩をあっと言わせたいところだったが、ここ半年精神的に落ち込んでいて大局的なことを考えることが出来ていなかったので、意見の引き出しが不足してしまっていた。コミュニケーション能力では周りの若手に敵わないのだから、周りが自分の仕事のことしか気にかけていないところに大所高所から物言わなければ、自分の価値は打ち出せない。なのにそこが揺らいだので、これは非常にマズイことだった。思考し議論し行動する。そして、大学を変える…。自分がその中心にならないと、もはや「若手のエース」なんて呼んではもらえなくなるだろう。今こそ、可能性を現実にして、期待に応える何かを成し遂げなければ。そのための転換点は、もうあと何回もないだろうし、もしかしたら今日が最後かもしれない。結果がどうなっても悔いのないように、自分の道を切り開く戦いを、これから始めたいと思う。

(35分、携帯)