手つかず

今夜は帰宅後、1週間ぶりに自室のPCを起動した。自分にとってPCはネットとの唯一の接点なので、これは自分とネット社会との隔絶ぶりを示す例でもある(もちろん多少のブラウジングは職場のPCでもするが、私用では使わない)。仕事もプライベートもバタバタしていて、このところ家で落ち着いて何かする余裕がない。自室は散らかり放題、未読の週刊ダイヤモンドが積み重なっていてちょっとヤバい状態だ。やりたいことをやれないまま時間だけが過ぎている感じ。「いつやるか?今でしょ!」なんていう予備校講師がCMで放ったフレーズがやたらと流行していて、いろんな人がいろんな場面で口にしているが、そのCMを自分の目で見た覚えはない。テレビは見ているが、民放は見ていないから。その台詞を自分に投げかけ、多少無理をしてでも行動に移せ、と自らに発破をかけたくなる。ただ、それで夜更かしをして寝不足になると仕事のパフォーマンスが著しく低下して残業する羽目になって帰宅が遅れ、また寝るのが遅くなるという悪循環に陥るので、23時を過ぎたら睡眠の優先順位は第一位にすべきだ。あれもこれもやりたいし、全く新しいものを体験することと、過去に体験したものをもう一度味わうこととをどちらもやりたい(見たことのないアニメも見たいし、過去に見て感動した作品の再視聴もしたい)と思うが、仕事をしている以上、自分の時間の全てを自分のやりたいことに充てることは不可能だ。どこかで妥協して「あれもこれも」という欲張りに見切りをつけなければならない。そのためには、自分が何を一番大事にしているか、どんな価値観を持っているかということを明確にして、戦略的に時間を配分する必要がある。つまりは優先順位付けが重要ということだ。例えば明日死ぬとしたら今日は何をしたいか、何を食べたいか、、どこに行きたいか、誰に会いたいか、といったことを考えてみるのが、自分の価値観を浮き彫りにするのに役立つ。まずはそういうことを考える時間を設けることが先決だろう。惰性で毎日を過ごす限り、根本的な部分は永遠に変わらない。変えられない。前へ進めない。人生を形作る上で仕事とプライベートの両者の充実が欠かせないという観点から、ワークライフバランスに対する自分なりの意識をはっきりと持って、周りに先駆けて実践して行く覚悟が求められる。来年も今と同じ席なら、仕事を分かり切っているので残業ゼロ時間も十分に可能だが、今の仕事をもう1年もやりたいとは思わない。何でもいいから他の仕事がしたい。こんな非生産的な仕事をずっとやっていたら、使いものにならない人間になってしまう。何でもいいから、外に出されてもいいから、早く異動したい。4月1日異動の解禁はおそらく今週の金曜日だ。今回こそは何としても異動したいものだ。早く金曜日になってほしいので、さっさと寝るとしよう。

(30分)