異論

節電が盛んに叫ばれている昨今だが、「俺は何があろうと、夏はエアコンを20度に設定してガンガン冷房をかけるぜ!地球が温暖化したら、対抗してもっと冷やすぜ!」という人も中にはいるだろう。自分は今夏、家では扇風機しか使っていないので、まあそういう人とは相いれない立場ではあるが、鉄工所や炎天下で一日中肉体労働をしているような人に対して部屋を冷やすなというのも酷な話でもあるし、「節電」がある種のイデオロギーと化して、賛同しない人が異端者のように捉えられるのも危険なことである。自分は電気代の節約のためにやっているんだと思って、節電を「個人の選択の自由」として受け止めることも大事にしたいと思う。

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