月は出ているか

満月を見て、表題のセリフをつぶやく人がいたら、「機動新世紀ガンダムX」を観たことがある人だと思って間違いない。自分は、満月(に近い月)を見るたびに、心の中でこのセリフを思いだしているが、さすがに「私の愛馬は凶暴です」なんて迷セリフは日常では使ったことはない。



↑ISO200、1/125、F3.3


昨夜は満月で、月がとても大きく、明るく輝いていた。そして今夜の月も、昨日には劣るものの、やはり煌々とまばゆいばかりに光り輝いていた。色といい形といい、まるで「ぽたぽた焼き」が浮かんでいるようで、おいしそうですらあった。自分は昔からあのせんべいが大好物なのである。また、山の上にかかったそれが、田植えが済んだばかりの田んぼの水面に映り、天と地とで二重に輝くさまが何ともいえず情緒的で、どうしても写真が撮りたくなった。そして帰宅後、家の窓から撮影したのが、上の写真である。露出等をマニュアル設定し、月が大きく映るよう目いっぱい光学ズームし、小型三脚でカメラを固定し、手ぶれしないようセルフタイマーでシャッターを切って撮ったのだが、いやはや夜の月を撮るのはなかなか難しいもので、イメージ通りの姿とは行かなかった。もっと早い時間帯であれば、山影等も写せたかもしれない。ただそれでも、月の表面の模様まで分かるし、明るさも十分伝わってくるので、そこそこよく撮れたほうではないかと満足している。今後も、こういう特殊な被写体の撮影にチャレンジすることで、写真のスキルを自力で向上させていければいいなと思っている。

(30分)