PCメアド

PlayStationNetworkPSN)から、7700万人分もの個人情報が流出した恐れがあるとかで、何だか大変な騒ぎになりつつある。今日のNHKニュース7でも、結構時間を割いて報道していたから、ゲームをしない人を含め、かなり多くの人に知れ渡ってしまったのではないかと思われる。


自分の登録している情報も、PSNから流出してしまった恐れがある。ただ、何者かがそれを悪用しようとしたところで、一体何が出来るだろうかと考えると、せいぜいオレオレ詐欺や商品の勧誘の電話がかかってくるだとか、ダイレクトメールが送りつけられてくるとかいった程度のものではないかと思われる。そんなのは、これまでにもあったことだ。こちらから何も教えた覚えはないのに、なぜか予備校や進研ゼミから学年と年齢に合わせた資料が送られてくるように、住所、氏名、年齢、電話番号程度の情報は、以前からある意味で「公然の秘密」みたいなもので、本人の預かり知らぬところで公然と流通していたし、多くの国民の間では個人情報保護法が出来る以前は「自分や他者の個人情報を不必要に漏らしてはいけない」という認識(この考え方が誤解され、過剰反応している人がいる現状も非常に問題だが)すらそもそも共有されていなかったのではないかと思う。そのため、おそらく自分の情報もタダ同然ですでに方々に流通しているものと思われるので、今回のPSNからの流出自体は直接的にはさほど深刻な問題だとは捉えていない。元々、田舎社会に秘密にすべき個人情報なんてあってないようなものだし、自分も人さまから自分のことがどう言われているかなんてことに関心はないので、そんな風に鈍感な感じ方になってしまうのかもしれない。


それが直接のきっかけというわけではないのだが、先日、PCのメインアドレスを変更した。06年からずっと使っていたニフティのアドレスから、地元のケーブルテレビ(CATV)のアドレスに変えたのである。大学時代は、アパートで使うネットのプロバイダとしてニフティと契約していたが、アパートを引き払って実家に戻ってきた後も、ニフティのメールアドレスを引き続き利用するために、一番安いダイヤルアップ接続コースで契約を継続し、月に262円を払ってきた。しかし、家でCATV回線を利用したブロードバンド接続サービスに加入しており、プロバイダであるCATVが提供しているアドレスを追加費用ゼロで使うことが出来ることから、以前からいずれはこちらに乗り換えようと考えていた。そして三連休を迎えた今回、あまりにも暇だったので、ようやく重い腰を上げて、アドレスの移行に踏み切ったのだった。その作業は、今までのアドレスを登録してある通販サイトやメーリングリスト、ブログやねむログ等のウェブサイトを一つ一つ開いて、新アドレスへの変更入力をするという地道なもので、特にメーラーに蓄積された膨大な受信メールからメアド登録済みサイトのピックアップを行うのにかなり時間がかかった。36のサイトを取り上げたうち、新アドレスを変更入力したのは26。残りは、今はほとんど利用していないサービスだったので、更新しなかった。この他にも、余計なDMを送ってくる業者等の厄介払いもできることだろう。次回変更する際の労力を軽減するために、エクセルで登録済みサイト一覧表を作ったが、メインアドレスを変更するのはめったにないこと(初めて自分専用のPCを持った03年から数えて、今回のものが4代目のアドレスとなる)なので、この一覧表がいつ役に立つことになるかは分からない。ニフティのアドレスは今月半ばまで使用出来るが、その後は新アドレスに完全移行することなる。

(75分)