決断力

決めた。自分はこれから、明確に決断する人間になることにする。


「何を食べたい?」「どっちがいい?」などときかれたとき、これまでは往々にして「どっちでもいいよ」「任せるよ」と不明確な回答を投げていた。それは基本的に本心から発せられた言葉であったし、相手にとって都合のいいほうを選んでもらいたいという気持ちも含まれていたが、相手にとっては困惑や、ときに落胆を招くものであったかもしれない。それが何度も続けば、「優柔不断」「自分の意見がない」「信頼できない」というふうに、自分に対してネガティブなイメージを持たれることに繋がる可能性もある。これは実によろしくないことだ。改めなければならない。自分の頭で考えて、何事においてもその場その場で白黒をしっかり付けなければ、そう思ったのである。


こういうふうに思うに至った直接のきっかけはテレビ番組を見たことだが、一昨日の飲み会の影響も皆無ではないように思う。女性から「どんなタイプが好みか」と聞かれた同期が、迷った末に「全部」と言って、「いや、選ぼうよ」みたいな話になったので、「あいまいな答えばっかりじゃ通用しないぞ」とちょっと考えさせられたのである。

(20分)