代行

今日は、すごく雪が降った。水っぽい雪が4、5cm積もった。今年初めての本格的な降雪だった。


終業後、1時間弱、バドミントンをした。昼休みは時間が短くて思う存分プレイすることができないということで、水曜日だけ、夜にもやることになっているのである。ただし終業後に集まるのはなかなか難しいので、今回がまだ2回目であった。ゲームオンリーで、5人集まったので、交代で一人を待ちぼうけさせつつダブルスをした。何勝したか忘れたが、敗北数は3回だった。多分、勝った回数のほう多いだろう。そう信じたい。ゲームをした後は、飲み会をすることになっていた。財務課長がどうしてもやると言ってきかなかったのである。




大学に車を置き去りにするつもりが、家族からの「明日の朝送るのは無理」という電話があったことで、急きょ飲み会会場まで車で行き、代行を頼んで帰る方法に変更となった。本来は今朝は家族に送ってもらうつもりだったのだが、支度を早く済ませるのを忘れていたため失敗した。それで色々と面倒なことになった。駐車場から車を出すのは、ブラシで窓ガラスの雪を落とし、勢いをつけてまっさらな雪面にタイヤ痕を開拓するなど、困難をともなった。一人でこうした降雪への対応をするのは初めてだったので、戸惑ったし、対処が不十分な面も多々あった。降りしきる雪の中、びしょぬれになりつつ雪を被った車をかきだしていたら、昨日スーツ用のコートを買わなかったのは正解だと思えてきた。なぜなら、こんな雪の中で作業をするには、フードがなくてはどうにもならないからである。身を切る寒さなので、手袋も必要である。コートはやめて、この前買ったフード付きのブルゾンを今後着てこようと決意した。雪の排除は中途半端だったが、積雪がそれほどではなかったがゆえに、勢いをつけて駐車場を脱することができた。そこから飲み会場まではまた一悶着あったのだが、それは省略する。


飲み会は、外の雪などそっちのけで盛り上がった。男4人(自分以外はみなおじさん)に、秘書室の女性1人という構成だった。バドミントンのこと、仕事のこと、私生活のこと、趣味のこと。話題は何でもありだった。自分は、学生と結婚した職員から馴れ初めの話を聴きだして、盛り上がったのだが、それと引き換えに日本酒を飲まされて、かなりまいった。その後、休憩しようと途中で横になったら、財務課長に目ざとくそれを指摘され、指弾された。煩わしいタイプの人だとつくづく思ったが、でも憎めないのが不思議なところだ。まあ何はともあれ、楽しかった。19時30分ごろから、23時35分まで宴会を満喫した後、頼んであった代行業者に身をゆだね、帰途に就いた。


運転代行を使うのは初めてだった。知らない人にアクセラのハンドルを貸すのは不安だったが、終始安全運転で、安心して運転を任せることができた。運転手と、雑談が途切れることがなかったのも、よかったと思う。こういう場面で話すことがなく、シーンとしているのはちょっと雰囲気的に耐えがたいものなので、そういう雰囲気に陥らなかったのは非常によかった。話題はかなり身近な話であった。家までの代金は5700円。高いといえば高いし、タクシーのように料金メーターがあるものでもないので料金の妥当性には疑問の余地はある。しかし代行を使わねばならないような飲み会は、あっても年数回だ。必要な支出として受け入れ、その場で現金を払った。時刻は0時10分になっていた。飲み会の帰りとしては、かなり遅かった。心配した家族が起きて待っていたので、迷惑をかけてしまった。今後はいたずらに遅くならないよう、気をつけようと思う。


明日はお昼休みのバドがお昼当番で休みになるので、しっかり休み英気を養いたいと思う。

(30分+20分)