研修

明日から3日間、今更ながら、ようやくにして、採用後初めての「新採用職員研修」が行われる。これは県内の国立大学法人等4機関の今年度の新採用職員が一堂に会して受けるもので、県内の各機関が毎年輪番で担当しているのだが、幸か不幸か、今年の担当は自分の大学だったので、普通に出勤していつもの勤務時間中に指定の部屋で研修を受けることになる。これが例えば新大だったら、二晩新潟に泊まることになるので、いつもの仕事からちょっとだけ解放された気分で、ちょっと気持ちも切り換えて臨むことができるのだろうが、場所が変わらないとやっぱり雰囲気も盛り上がらないというか、あんまり明日からという実感がわかないのが実情だ。どんなことをするのかというのは、事前に貰った要項や、先輩・上司の話を聴いていて大体分かっている。持っておいたほうがいいと言われたので、事前にAmazonで買った名刺シートを使って、自腹で名刺も作ったし、最終日に書かされ、書き終えるまで帰れないというレポートにどんなことを書こうかということも、少しずつ考えて準備してきた。しかし、大挙して押し寄せる新大の職員(全参加者の4分の3が新大!)の中で、大して連帯感もないし積極性にも欠ける、ウチの大学の同期3人組(自分含む)が果たして存在感を示せるのか、大いに疑問であり、不安である。夜は二晩懇親会をすることになるだろうが、一日目が主催者たる大学が設定する場であるのに対し、二日目は自発的に行うことになるもの(ということは行われない可能性もある)なので、ホームの人間である自分たちがイニシアティブを取るべきなのだろうが、何も準備もしていないし考えてもいない。やろうとは思ったのだが、結局やらず仕舞いになってしまったのだ。どうしたものか、案外実際やってみればうまく転がるのかもしれないが、不安は拭えない。自己紹介とかさせられる可能性は大だが、それも何も考えていない。全く、働き出しても、準備不足の土壇場体質は全然変わらないな。困ったものだ。


新大の人と仲良くなっておけば、のちのち向こうの大学と連携なり協力なりする場面が出て来たときにも、同期のつながりを頼りに物事をスムーズに進めることが出来たり、大学同士の信頼関係・協力関係を強固にすることにも役立ったりするかもしれない。上の人たちは、研修でどれだけ知識やテクニックを覚えるかということよりも、むしろそっちの効果のほうに期待をかけているらしい。うーん、そんな短期間で人と仲良くなるなんて、自分には一番難しいことなんだけどな。これをきっかけに、向こうの人と個人的なお付き合いまですることになるとは到底考えられないし。あー、もう、始まる前から終わってる感じだ。こうなったらもう・・・いいや、とにかく講義の最中に眠ってしまわないように、ということに一番注意を傾けるとするか。

(35分)