暗証番号

銀行の口座からATMでお金を引き出すとき、携帯の有料サイトに登録するときなど、4桁の暗証番号というのが求められる場面というのは少なくない。9999などの同じ数の羅列や、時分の誕生日、電話番号の一部などは、セキュリティの問題上使わないようにということになっているが、そうなると自分に無関係な数値を選ばなければいけないわけで、結構「どうつけたらいいんだろう」と迷う人もいそうな気がする。


そこで自分が提案するのが、「山の標高を暗証番号にすること」である。山の高さは8848以下の4桁の数値になるし、山は世界中に無数にあり、暗証番号に使われるとは普通は思われていないから、想像されることはまずありえない。何より、数値を忘れても、山の名前さえ覚えていればネットで検索してすぐ正しい数値を調べられる。変更するときも、別の山を選んでその標高を調べればいいだけで数字を決めるのに頭をひねる必要なし。こうした色々な利点があるので、自分はこの方法をおすすめしたい。


ただし山の標高は、火山活動や観測精度の向上で変化する場合もありうるので、一度決めた山の情報はこまめに収集し、そうしたケースに対応できるように備えておいたほうがより安全かもしれないということだけは付け加えておく。

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