身近な漢字勉強

自分は普段から手書きで日記を書いたりしている分、漢字の読み書きには強いほうなんじゃないかな、なんて自分勝手にも多少自信を持っていたのだが、最近相次いで自分が間違って覚えている漢字の読みが発覚し、それが思い込みに過ぎなかったことを痛感させられた。16年間も教育を受けてきたというのにその間ずっと間違いに気付かなかったとは、全く恥ずかしいことである。例えば以下のようなものがあった。(○は正しい読み、×は自分が間違って覚えていた読みである)


■大仰→○おおぎょう、×たいぎょう
■血道→○ちみち、×けつどう
■(大仏)開眼→○かいげん、×かいがん


これらの正しい読みを知ったきっかけは、書籍や新聞といった「活字媒体」ではなく、実はアニメや漫画、テレビといった「映像媒体」だった。前者と後者の違いは、音声の有無、あるいはルビの多寡にある。今までルビのない漢字だけを見て、勝手に読みを想像して覚えていたものが、音声やルビによって正しい読みを知り、記憶していた知識を改めさせられたということなのである。時には娯楽によって正しい漢字を知ることもある、漫画やアニメから身に付けられることだってある、それらを読むことが必ずしも日本語力を伸ばす妨げになるとは限らない、そういう例として今回の自分の体験を挙げてみた。

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