潟から潟へ

せっかく車が使えるんだからと思って、今日はちょっと観光しに出かけた。どこ行くあてもなかったが、何となくバイパスを北へ走っていたら看板が目に留まったので、まず福島潟へ行った。


駐車場に車を停め、潟のほとりまで歩いた。残念ながらあまり鳥はおらず、目当てだった白鳥の姿は見えなかった。展望台に上れば少しはよく見えたのだろうが、入場料400円を取られるのを渋って上らなかった。せっかく北区まで来たというのにケチくさいことをするものだ。

↑潟の周囲は歩道が整備されていた

↑鳥の姿はまばら

↑少し高いところから。全体までは見えなかった


その後大学周辺まで戻り、原信で買い物をして段ボールの調達を終え、一旦荷物をアパートに置くと、今度は佐潟へ行ってみた。大学から10kmほどと近いのところにあり、以前から興味はあったものの行ったことがなかった。福島潟同様、ここはラムサール条約に登録された湿地である。福島潟より展望が開けていて、大きさと景観をよく味わうことができた。ここは公園に環境省による無料の観察施設が併設されていて、望遠鏡で鳥の様子を詳しく観察することが出来た。望遠鏡の傍らには鳥のミニ図鑑が置かれていたので、鳥の名前の勉強にもなった。ぱっと見たところ、コガモが多く生息しているようだった。静かなところで、設備も充実していたので、1時間くらい観察し続けても飽きなかっただろうが、八珍亭で昼食を取るため20分ほどで退散した(そこではレバー苦手なのにレバニラ炒め定食を食べた。でも完食したってことは美味かったってことかな)。ここでも白鳥は見かけなかったが、どうやら12〜1月が飛来のピークで、今はもうほとんど北へ帰ってしまったようだ。残念。でも上越でも白鳥の集団は飛来するので、まあ見ようと思えばいつでも見られるだろう。お金のかからない観光だったこともあって大満足だった。

↑角田山を背景に遠くまで水面が広がっていた

↑観察施設内には佐潟の成り立ちを記したパネルやパンフレットなどが置かれていた


予定時刻ちょっと前にレンタカーを返却すると、そのままアパートに向かってチャリを漕ぎ始めたが、経済の学部棟の前まで来たところでふとあることを思いついて、チャリを降りた。卒業前に構内、周辺の風景や店舗の写真を撮っておくのはどうだろうかと思ったのだ。馴染みの飲食店などの前でパチリパチリとやって、あちこち歩き回り、100枚以上の写真を撮った。人通りがほとんどなかったので気兼ねせず撮れ、何だか感慨深かった。「ここは何回も行ったな」「誰々とよく来たな」とか、「ここは1回しか来なかったけどよく覚えてる」とか、色々回想した。正門方面から、一旦踏切を越えて坂を降り、また中門まで戻って西門方面へ、そしてブルーリッジまでも歩いた。ブルリで予定外にバッティングをしてしまったせいで、外に出たときには雨が降り始めていた。大学周辺→構内の順で撮るつもりだったが、雨で構内のほうは延期になった。それでも経済棟の梅の花は撮れたので、それだけ載せておく。


↑背景がぼやけていい感じに撮れた。まだ寒いが春はもうすごそこまで来ている・・・


明日は曇りで、それ以降はずっと雨天のようなので、明日の午前中に最後の写真をまとめて撮っておこうと思う。早起きできればいいのだが。

(45分)