妙高山

今日は1日アパートから一歩も出ず、以前まとめ買いしたが読み終えていなかった漫画「YAWARA!」を読んでいた。明日売却するために読み終えようと思ったのだが、さすが浦沢作品だけあって、じっくり読み込ませられてしまい、なかなか先の巻へ進めなかった。1時間前まで読んでいたのだが、やむを得ず最終2巻は明日へお預けとなってしまった。その休憩中、夕飯のカップめんを食べながら、18時台のニュース番組「新潟ニュース610」を見ていたら、「冬の山景色」と題して妙高の山々(頸城山塊)の映像が紹介されていた。


ヘリで空撮された、雪で白く覆われた妙高の山々、その美しさと雄大さについ見とれてしまった。そして地元の誇るべき資源はやっぱりこの自然だよなと思った。その妙高の数ある山の中でも、一番有名であり、愛着をもたれているのは、やはり妙高山である。自分の小中高のいずれの母校でも、校歌の1番の最初の一節には必ずこの山の名前が登場していたし、自分自身2度登山したことがありよく知っている。だが番組では、妙高山が霊山として扱われるきっかけになったのが、ハスの花に似たその山頂の形にある、という初めて知る話が紹介されていたりして、思いがけず勉強になった。また山スキーをしている人たちが映っていて興味を持ったし、煙を上げているためにずっと登山禁止になっていた焼山が平成18年に登山解禁になっていたことを知って自分の地元の情報に対する鈍感さを認識させられたりもした。短い特集だったのだが、しかし自分の故郷に対する確かな愛着というのを再確認できた気がしたのだった。


ただ、一つ気になったことがあった。それは番組内で取り上げられていた妙高山の標高である。番組では「2445.9m」と字幕が出ていた。しかし自分の記憶では「2454m」のはずだったので、疑問が残ったのだ。以前親が「昔は山の高さをニシシロ(2446m)と習ったけど、その後改めて測ったら高くなった」と言っていたので、おかしいなと思ったのである。それでさっきネットで調べてみたら、やっぱり標高は自分の記憶のほうが正しいようだと分かった。テレビが間違っていたのか、それとも自分が字幕を読み違えただけなのか。少しだけ、謎が残ってしまったのだった。

(35分)