残り2ヶ月

もう卒業まで2ヶ月しかない。
大学生活は飽き飽きするほど長く、マンネリ化して久しかったが、終りが近づいてくるとなかなかどうして、やはり名残惜しいものだ。
だからといって「有効活用しないと」なんて思っていると、きっと後悔する。どうせ今までどおり無駄で不毛なことに費やすのは分かりきっているからだ。
だから逆転の発想で、むしろ存分に時間を無駄遣いしようという腹積もりでいる。
自分にとっては、それこそが「学生の今しか出来ないこと」というものだ。
海外旅行だとか、ボランティアだとか、バイトだとか、パーッと何か派手なことをするだとか、そういったことをしようという発想は自分には毛頭ない。
なぜならそれらは面倒くさいから。
仕事としてやるなら面倒だろうが億劫だろうが真剣にやるが、自分自身にしか関係ない事ならなるべく楽をしたいし簡単に済ませたい。自分はそういう人間だ。
他の人がみんな経験していることをやっておかなくていいのか、なんて意見もあるかもしれないが、そういうのに頓着しないのもまた自分を自分たらしめる要素の一つなので、関係ない。
自分が人とどれだけ乖離していようとも気にならないし、人が自分のことを理解してくれないからといって嫌いになったりもしない。まあ要するにちょっと自己中なんだろうな。
自分にとって自己中という言葉の意味は、「長期的に自己の利益を極大化することを常に思考の中心に据え、そのために合理的な行動を心がける人(=経済人)」ということを差すから、わがままとか、人に迷惑をかけるとかいうことを一概に意味しない(むしろそれらは人の信頼を失い長期的に自分の利益を損ねる)んだけど、人の真似をすることが自分の価値基準に照らし合わせて、利益(楽)とは結びつかないと自分は判断してるから行動しないわけか。
いつも通り説明になってない気がしないでもないが、つまり他の人が何をしようとするかはともかく自分は残りの生活もだらだら過ごそうと思っているということだ。


今日は大家さんに家賃を持っていくついでに、部屋の引渡しのことについて相談したのだが、3月25日までに空にしてくれれば引っ越すのはいつでもいいという話だった。
親からは2月中に空にしたら、3月分の家賃は無しにしてもらえるかどうかというケチな質問をするように言われていたのだが、少し考えて気が変わったのでそれは口に出さなかった。
実家暮らしはこれからいくらでも出来るんだから、時間の許す限りは今の新潟での一人暮らしを満喫したほうがいいかもしれないな、と思ったのだ。
逆に言えば、3月中ずっと実家にいるとして、やりたいことも特に思いつかないのである。
やはり引越しは3月中旬くらいまでしないでおくのがいいだろう。よし、これで決定だ。近いうちに家族に伝えることにしよう。
それまでに何回か「MW2のオンラインを9時間もプレイする」なんてこともあるかもしれないな。
そう、今日のみたいにね・・・。

(65分)