危機感!

どうにも危機感が足りないようだ。この2ヵ月半、気が抜けすぎていた。今日の1限、雨が降っていて大学まで行くのが億劫だという理由でサボったが、欠席したその授業では来週の期末テストの問題が告知されていた。それを知らなければ単位を落としてしまう重要な情報だ。友人のKが授業に出ていてくれたおかげで、何とか問題を手に入れることが出来たが、もうちょっとで留年が確定するところだった。自分の堕落と危うさを改めて痛感させられる出来事だった。本当にKには感謝しても仕切れないくらい恩を感じている。ただ、あくまで首の皮がつながっただけで、この「ドイツ語スタンダードⅡ」を取って無事に卒業できるかは、今後のテストの結果次第だ。まっとうに勉強して、危機感を持ってテストに望めば問題ないだろうが、その危機感こそが今一番不足している。もはやのうのうとしていられる時期は過ぎたのだ。現実を直視して、2ヵ月後の自分を見据えて行動し、頑張らねばならない。


そんなわけで、今日は夜2時間ほど図書館で勉強した。今日から模様替えをしているみたいで、いつも使っている新聞コーナーが移動し縮小されてしまっていたので、やむなく慣れない場所に席を取った。たった2時間の勉強で頭が疲れてしまい、半年ちょっと前までは毎日何時間も勉強していた身とすれば情けない限りだったが、テスト前で込み合っていた割には静かだったので結構集中できたと思う。広いところだと気が散るので、隅のほうの机を取れたこともよかったのかもしれない。明日も午前中から図書館でKと勉強する予定である。


ところで、大学ある場所で、夕方から数時間イルミネーションが点灯していることに最近気がついた。誰がいつからやっているのか分からない(もしかしてクリスマスの前からやっていたのだろうか)が、中々洒落たことをするものだ。図書館が閉館し人がいなくなる22時より前には、消灯しているのも合理的で好感を持つ。省エネが重要だからと言って極端に何でも「消せ」というのは非現実的だ。費用と便益を秤にかけて合理性を基準に物事を考えるのが冷静な手法というものだろう。自分はその見地から、このイルミネーションには賛成の立場である。

カメラを固定するため、地面に置いて撮影した。本当は青と白の2種類の光が鮮やかに輝いているのだが、露出をいじれないコンデジではどうしても色が潰れてしまい、フラッシュなしではこんな写真しか撮れなかった。これじゃ全然実際の美しさは伝わってこない。かといって、人の往来もある中で、三脚を立ててでかいカメラを構えたり、あるいはフラッシュを焚いたりするような素っとん狂で不審な行動を取る勇気もなかったので、まあこのくらいの写真が関の山だろう。ちょっとばかし残念ではあるが。カメラは好きなのに、自分が写真を撮っている姿を他人に見られることは極端に嫌うのが、自分がこの趣味を深める上での最大の障壁だろう。精神面でこれをどう克服したらいいのか、これから考えたい問題の一つである。

(45分)