無理だ!無理だ!僕の実力では

今大学のパソコンで、ある講義のレポートを書いている。2200字程度、A4で2枚のごく短いレポートだ。こんなのは2時間くらいでさくっと書け・・・るかと思いきや、1時間半かかっても300字ほどしか書けていない。今日中に提出したかったが、どうやら無理なようだ。


自分という人間は、普段つまらないくだらない文章をだらだらと長々と延々と書き連ねるくせに、いざ「レポート」を書けと言われるとまったく筆が進まないという問題を抱えている。筋道立てて物事を考えられないという訳ではない。ただ客観的な根拠を示して、万人に説得力を持つ文章を、テーマに沿って組み立てるというのが出来ないのである。主観的な論理に基づく文章なら書けるが、学術的な形式に則ったいわゆる「レポート」や「論文」という形ではどうにも書けない。なぜ書けないのかを何だか説明できていないような気もするが、実際書けない。だから自分はレポートと聞くだけで血の気が引き、拒否反応を示してしまう。テスト中心の経済学部ではなく、講義の成績がテストではなくレポートで評価されることが多いような学部(人文とか)に入っていたら、今頃留年していたかもしれない。それくらいレポートには強烈な苦手意識がある。


とはいっても、今までレポートを一切避けてきたわけではない。十数回くらいは書いたと思う。でもたいていしょうもない出来だった。学年が低いときは、それでもいいやと思えたが、4年生の終わりに至ってそうしたものしか書けないような自分は認たくない。だから今のレポートも書けないのならいっそ書くのをやめて単位を諦めようかなんてとんでもないことまで考えてしまう。馬鹿らしいが本当にそんなことを考えている。18日〆切で明日から3日間遠出する予定だから、今日中に仕上げないと本当に単位を落としてしまうのだが・・・。


社会人になったら報告書とか、レポートの類を書く機会も少なくないと予想されるので、このまま苦手意識を抱えたままでは相当まずい。何とかしなければ。どうしたらいいんだろ。わからない。手元にある『レポート・論文の書き方入門』という本を読んでみても、書けるようになれる気がしない。ああ、大学に「レポート入門」みたいな講義があればよかったのにな。ほかの大学ではあるらしいし。今更しょうがないけど。で、結局今のところなんの打開策も見出せないままここで終わる、と。相変わらず駄文で困ったねぇ。

(999字、20分)