もったいない

ニュースサイトGIGAZINEをいつものようにチェックしていたら、こんなムービーの存在を知った。



新型PS3が時速80kmのスピードで46インチの液晶BRAVIAに突っ込み、BRAVIAが大破するという衝撃的なムービーである。GIGAZINEによるとこれは「ソニーのオーストラリア法人が新たに予定している『BRAVIAを買うとPS3が無料でもらえる』というキャンペーンの告知ムービー」なのだそうだ。しかし告知のためにテレビを丸ごと一台破壊するなんて、あまりにももったいない。というかなぜ告知のために破壊すんの?と思わざるをえない。車じゃないんだから、こんな通常では有り得ないシチュエーションでの破壊実験しても意味ないし・・・。結局ここで使われたBRAVIAPS3はゴミになったのだろうが、視聴者側にとってはそれを破壊せずに抽選でプレゼントしてくれたほうがよっぽどありがたいのではないだろうか。この手の破壊動画は個人がアップしたもの中心に他にも多数ある(「iPod 破壊」とか検索するとたくさん出てくる)が、欧米人は破壊願望が強いのだろうか、なんて邪推してしまう。貿易摩擦のときは日本車をハンマーで破壊してたし。廃棄するときのことは考えてんだろうか。リサイクルだって万能じゃないのに。


今回のはちょっと極端な例だったけど、テレビ放送を作って流してる人たちには、エコとかなんとか喧伝する前に、食べ物で遊んだり、いたずらに何かを破壊してみたり、エネルギーを浪費したりするような演出をするのを控えて欲しいもんだと思う。大食い選手権みたいな番組を作る一方で、飢えたアフリカの子どものための募金を募るとか、支離滅裂してるとしか思えないんだけど。じゃないと自分はもう、NHK以外見なくなっちゃうよ?

(25分)