E=MC^2

「エネルギー(E)=質量(M)×光速(C)の二乗」


この式はアインシュタインが発見した有名な関係式で、世界一美しい方程式とも言われる。


これは相対性理論の帰結として導かれるもので、質量とエネルギーが相互に変換可能なものであることを示している。


この式自体は以前から知っていたが、最近までその意義についてあまり考えたことはなかった。ましてや、アインシュタインがその発見に至るまでに、先人たちが積み上げてきた数々の発見があったことや、この式がその後の科学にもたらした影響の大きさについては、今まで全く知らなかった。


それを知ることになったきっかけは、先日ニコニコで見たこの動画だった。


D


以下は説明文の引用
相対性理論は、決してアインシュタイン個人の研究とひらめきだけで生まれたのではない。そこには、長い年月にわたる世界の科学者たちの膨大な思索と蓄積が存在したのだ。「電磁誘導の法則」を発見し、エネルギー理論の解明への糸口を見出したファラデー、質量保存の法則に早くから着目し、フランス革命で処刑されたラヴォワジール、電磁波の存在を理論的に予言したマックスウェルなど、アインシュタインの歴史的発明へとつながった数々のすぐれた科学者たち。難解な題材をドラマ仕立てで魅力的に描き、予備知識のない者もその世界に引き込んでいく。


これを見て、自分は興奮した。ワクワクした。科学って面白い。科学の歴史はこんなに魅力的な人間ドラマに彩られていたのか、と感動せずにはいられなかった。


これを見ても相対性理論の理論的背景や、物理学のいろはが分かるわけではない。だが、科学の面白さは誰もが味わえると思う。


自分ももっと物理学や化学を勉強して、文理の壁を越えたトランスボーダーな教養を身につけたいと改めて強く思った。


それにしても、この方程式を現実の現象に当てはめて見えてくるものは驚きに満ちている。


質量をエネルギーに変換できれば莫大なエネルギーを取り出せるということだからだ。


例えば、7gのウラン235がエネルギーになるだけで、広島型原爆と同じ破壊力を生み出すし、太陽は毎秒400万t以上もの質量をエネルギーに変換して軽くなりながら煌々と輝いている。


方法如何を別にして、上述のウランの質量当たりの放出エネルギーを適用し仮定すると、自分の質量を全てエネルギーに変換したら、広島型原爆の8000倍(TNT換算130Mt)のエネルギーを取り出せるかもしれない。


それだけのエネルギーが自分の体に秘められていると思うと、何だか元気が出てくるような気がする。


よくわからないけど、そういう風に納得しておくとしよう。


あー、自分も一度白衣を着て実験とかしてみたいなぁ・・・。

(90分※一度消えて書き直したため)