【年中行事(3)】端午の節句

今日の朝食は、ちまき(粽)だった。三角に折った笹の葉にもち米を詰めて、ゆでて作るシンプルな食べ物である。これ自体に味はついていなので、きなこをつけて食べる。小さい頃は母と祖母が作るのをよく手伝ったものだが、ここ10年ほどはやっていない気がする。基本的には5月5日の「端午の節句」(こどもの日)に合わせて作るもののようだが、母によると我が家では「笹の新しい葉が茂り出すころ」に作るらしい。旧暦で考えればむしろ今頃が本来の端午の節句の時期だろうから、これはこれで正しいのかもしれない。笹の葉の防腐作用で数日は日持ちするが、次第にもち米から水分が抜けてパサパサしてくるので、味と食感を大事にするなら作った翌日までに食べるべきだろう。今まできなこ以外をつけて食べたことがないので、いずれ新しい食べ方を試してみたいと思っている。

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