切羽

仕事が切羽詰まった状態だ。今夜は23時に帰宅した。夕食は帰宅途中ですき家に寄り牛丼を食べた。8時出勤で22時過ぎまで職場にいたから、昼休みを除いて13時間勤務。今週はずっと残業続きであることもあり、さすがに疲れた。特にコンタクトを付けた目がヤバい。角膜の細胞は大量殺戮されただろう。だが、それでもまだ仕事が終わらない。12月の給与が出せるかどうかというシビアな局面である。いや、ただ給与を出すだけなら簡単だ。大体のことはシステムが計算してくれる。しかし、「正しい額の給与」を出すためには、「正確な情報」をシステムに登録する必要がある。入力する情報と、計算された結果を確認し、全体の一致を確かめるのはシステムを管理・操作する自分の役割であり、責任である。給与明細を毎月見ている人は職員の半分にも満たないが、それでも、いやそれだからこそ、自分がきちんとチェックする必要があると思っている。自分が支給前の段階でミスを発見出来なければ、永久に分からないままになってしまうかもしれないからだ。そんなふうに、いくばくかの自負や責任感を持って仕事をしないと、こんなコスト部門でしかない仕事を頑張る気にはなれない。こんな状況に追い込まれた原因は、複数の仕事を並行して進めるのが下手なこと、先月以前から進めておくべきだった事前の準備が不十分だったこと、人に仕事を任せることをしなかったことなどがあると思う。色々な意味で、自分の能力不足を痛感しているところだ。周りに迷惑をかけないためにも、今後は先回り先回りで仕事を進めるべきだと感じている。


それにしても、大学でも最も超勤が多い部類に入る給与担当に、自分のようなヒラを充てるというのは、人件費を抑制するための大学の戦略なのだろうかと勘繰りたくもなる。自分の席は、昨年度までは主任のポストだった。主任と係員とでは俸給が違うから、超勤の単価も大きく異なる。自分が昨年度の担当者と同じ時間だけ超勤をしたとしても、支給される残業代は半額程度になる計算だ。自分の23年度の年収が310万円くらいになる見込みなのに対し、主任の年収は550〜600万円程度。同じ内容の仕事をしても、給与にこれだけの露骨な差が生じるというのは、いかなものかと思う。人件費が安いうえ、実家通いで家事の心配をしなくてよく、超勤をさせやすいという理由からも、自分が選ばれたのではないかとも感じているが、人事に文句を言ってもしょうがないので、あまり考えないでおこう。明日で12月給与に蹴りがつくはずなので、せめて土日はパーっとリフレッシュしたいものだ。ちなみに明日は期末勤勉手当(ボーナス)の支給日だが、ボーナスが出ることへの高揚感だとか、嬉しさだとかは今は感じられる気分ではない。

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