Quake 2010/10/3

今朝6時台に、2回くらい地震を感じた。その時は、昨日と同じくらいの揺れだと感じたし、また寝ぼけていたこともあって、大したことはないと思って、「震度4だって!」などと騒いでいる家族を尻目に寝続けた。ただ昨日と今日で、同じ規模の地震が繰り返し起きたことに関しては、心の中で引っかかるものがあった。この周辺では、40年ほど前に松代群発地震というのがあって、5年半にもわたって地震が続いたことがあったと聞く。数年には渡らずとも、昨日を皮切りにこれから地震が頻発するとすれば、それは決して心穏やかでいられることではない。揺れ自体に被害はなくても、「また大きな地震が来るかもしれない」と思って生活していたら落ち着いて何かを出来たものではないからだ。


8時過ぎにようやく起床して、一人朝食を食べて再びベッドでごろごろしていたところ、7時台と8時過ぎに上司二人からメールが入っていたのに気付いた。「地震の被害はないか」と念のため安否を確かめる内容のメールだった。すぐさま何の被害もない旨を返信すると、再び眠くなってきたので、二度寝を始めた。昨日は深夜2時半ごろまで起きていたため寝不足だった。


そして9時26分、うとうとしていたら、先ほどより大きな揺れが起き、数秒間ベッドを大きく揺さぶった。これにはさすがの自分も眠気が吹き飛び、ベッドから飛び起きると慌ててテレビをつけた。NHK総合にチャンネルを合わせると、日曜討論の番組を映している画面上に「緊急地震速報」が大きく表示されていた。まもなく画面上に速報が流れて、家の周辺が「震度5弱(M4.7、震源の深さ20km)」だったことが判明した。5弱を超えると、さすがに「結構大きな地震だったな」という実感がわいてくる。04年の中越地震のときは夕食中で、揺れで味噌汁のお椀が倒れて自分の腿に熱湯が降り注ぐという被害があったから、それに比べると今回は何も倒れたり落ちたりしていない分、まだそのときよりは揺れが小さい気がした。速報が流れた直後から、日曜討論は中断し、地震のニュースに切り替わった。



(9:35撮影)

(9:41撮影)


5弱の揺れによる被害は、自分の家の中と周辺を見る限りはなかった。ただ、昨日から繰り返し揺れている震源地(震央)が家から10kmくらいしか離れていないので、今後もマグニチュードは小さくても結構揺れる恐れがある。5強を超えたら、さすがに家の耐震性も不安になってくる。6弱だと家の中および家本体の被害は免れない。6強以上なら、全てお終いだろう。家は全壊か、よくて半壊。築30年以上になるうちの大学の建物も崩れ去ることだろう。そうしたら全てお終いだ。


これ以上大きな地震が起きないでくれることを、心の底から祈るほかない。今日一日は予断を許さない状況が続くだろう。

(40分)