辛口性格診断

友人のブログで「辛口性格診断」というのが紹介されていたのでやってみた。



<結果①>



カルシウム、足りてないかな・・・。あなたは、かんしゃく玉タイプです。

困ったことにあなたは「かんしゃく玉」タイプです。
このタイプの人は生真面目すぎるために心配性で不安にのみ込まれやすい性質を持っています。
常識があり、曲がったことが嫌いなので規則や規範を大切にし、そこからはずれることはありません。
何事も厳しい批判力、強い責任感で見てしまうために、ちょっとのことでもすぐに怒ったり、いつもイライラしがちです。
イライラが高じて過食にはしることもしばしば。
追求の姿勢から対人関係においても、相手の立場を考えることができず、ついつい攻撃的な態度をとってしまいます。
その一方で「人によく思われたい」という気持ちも強いあなたの心のなかはいつもモヤモヤ。
しばらく感情をためこんでいるとついには大爆発!誰彼かまわず罵倒してしまい手をつけられない状態になってしまいます。
そのため周囲からはうるさがられることも・・・。
このタイプの人は本当は自分に自信がなく、さみしがりやで臆病なのです。
弱い自分を隠すために、他人からはずれてでも「強い個人」を演出し、そんな自分を誰かに認めて欲しい、理解して欲しいと思っていますが、もう少し許容範囲を拡げないと自分自身が損をしますよ。



うーん、真面目に答えたんだけど、あいにく自分とは違うな、と思った。まず1行目から全然的外れだ。牛乳を週に2リットルは飲むから、カルシウムはたっぷり取っている自信があるし、人に攻撃的な態度を取り誰彼構わず罵倒する自分はちょっと想像がつかない(笑)過食に走ることもしばしばっていうくだりも論外。でもこんな少ない質問で自分の事が言い当てられたら嫌だし、この手の診断は全く信用していないのでむしろこの結果には安心した。そもそも優柔不断な自分にYesかNoかで答えさせる質問をして、正確な傾向を導き出せるほうがおかしいというものだ。こういう診断とか、占いというのは得てして誰にでも当てはまる内容というのを含み「確かにそうだ」と思わせる仕組みとなっている。こうして占いなどを信じてしまう現象を心理学では「バーナム効果」といい、上の結果のうち太字にした部分が、誰にでも当てはまると思われる部分である。「どっちだか判断しかねる(どっちでもありうる)」と思った項目を、ためしに反対方向にチェックして再び受けてみた結果、次のようになった。



<結果②>



あなたは、活火山タイプです。

あなたはずばり、「活火山」タイプです。
一言で言うなら、欲望に忠実な人です。
そのため、物事をあまり深く考えずに衝動的な行動をしてしまう傾向があります。
ところがどっこい、なにかと縛りが多いこの社会。
自己主張したいができないという葛藤状態に陥りがちで、この葛藤が極限にくると、かんしゃくを起こしてしまいます。
基本的にはふだんは比較的おとなしい人です。
星一徹や寺内貫太郎(By小林亜星)のように毎度ちゃぶ台引っくり返すような手のつけられないタイプも困りものですが、このタイプはふだんおとなしいと思ってなめてかかるとエラい目に遭います。
このタイプは強情で冷酷で無分別という負のパワーを内に秘めている、いわゆる「キレる=逆上する」と恐ろしいタイプなのです。
星一徹や寺内貫太郎のほうがまだかわいいかも知れません。
また人とのコミュニケーションを大切にしたいという気持ちが強いのに、なぜか攻撃的な態度に出てしまうところがあるようです。
自分優先志向をおさえ、もっと周囲の人の気持ちになって物事を考えてみましょう。
ですからあなたは、この辺りをちゃんと自覚し、もう少し自分の心をコントロールするように心掛けましょう。



今度は図らずも友人と同じ結果になってしまった。パターンが少ないのだろうか。しかし今度の結果でもやはりかんしゃくを起こすと出ていた。この診断はどうしても自分を怒らせたいらしい(笑)このテストは性格を正確に診断しようというより、受け狙いというか、わいわい盛り上がるためのツールとして用意されているものだと思うので、合っているとかいないとかいうことがそもそも野暮なのだろう。また「占いの目的は未来やその人の傾向を言い当てることではなく、その人に他者からの客観的評価という自信を与え、今まで出来なかった行動を起こさせてあげることにあるのだ」、と以前テレビで見た占い師は言っていた。自分も占いには、その真贋にではなくこうした啓発的部分に価値があると思って、存在を認めている。占いや診断を鵜呑みにするのではなく、うまく活用するリテラシーを身に着けることが現代の日本人に必要なスキルの一つなんじゃないかと思う。

(55分)