復活

昨日、ふと思いついてママチャリの鍵(リング状のタイプ)に注油してみたら、動作が新品並みに改善した。今までロックするのにも、解錠するのにも強い力を加える必要があり、不便を被っていたのだが、こんな簡単なことで直るとはびっくりだった。交換しようかとも考えていたが、その必要はなくなって助かった。やはり野外で使用される「乗り物」である以上、ママチャリといえども、本来のパフォーマンスを維持するには、空気入れとチェーンの注油以外にも定期的なメンテナンスは必要不可欠だよなということを再認識したのだった。


大学に通う学生のおそらく半分以上は、自転車を日常的に使っていると思うのだが、素人目に見ても「よくそんな状態で乗る気になるな」と思ってしまうような状態の自転車が走っているのを度々目にする。例えば、チェーンが完全にさび付いていたり(油を差していないことが原因)、タイヤが変形していたり(おそらく二人乗りしたのだろう)、それらが原因で変速中でもないのにガシャガシャと異音を立てていたり。そうした例を見るにつけ、もっと大事に扱ってよ、そうすればペダルも軽くなるよ、と思ってしまわずにはいられない。


自転車はメンテナンスフリーではないが、大事に扱えは十年以上も使うことが出来るとても頑丈な乗り物だ。安いからと言って「使い捨て」にせず、ぜひ一手間かけて「長持ち」させようという認識が広まって欲しいものだと思う。そのほうが個人にとっても、社会全体にとっても、絶対に「安上がり」に違いないのだから。

(20分)