大雪

今朝、赤倉の合宿所で目覚めて外を見たら、自分の車が雪にすっぽり埋もれていた。車の屋根の上の雪の量はおよそ50cm。一晩で積ったものだった。外に出て除雪をすること30分。ようやく上下左右前後の雪を取り除いて車を脱出させることが出来たが、屋内に戻って休んでいる間にもどんどん雪は降り積もり、1時間と経たないうちにまた新たに10cmも積ってしまう有り様で、除けてもらちが明かない状況だった。山の雪は軽いので、里の雪のように自重で沈みこまず、雪のかさが増えやすいのである。元々3日目のスキーには乗り気でなかった自分は、これを見て完全に戦意を喪失。いくらふかふかの新雪が待っているとはいえ、降りしきる雪を顔に浴びながら前もよく見えない中で滑るのは楽しくないし、スキーで疲れた後に、再び除雪をしてさらに疲れるのでは身が持たないという心配もあった。要するに、この天気で滑っても限界効用どころか負効用であり、2日リフト券の元を取ることは出来そうになかった。どうせ今週末も滑るので、ほかの人たちのように必死になってまで滑ろうとは思わなかったし、ちょうど元上司も帰るというので、10時過ぎに一緒に乗ってもらって宿を出発。出掛けに宿の前の道路の路肩の雪に乗り上げてスタックしてしまったり、そこを抜け出た直後の上り坂で踏ん張ろうとしたところうっかりアクセルを踏み込んでしまい、エンジンの回転数が5000回転まで上がってタイヤが空回りして登攀不能になりかけたりと色々大変だったが、安全第一で運転しながら幹線道路の国道を通って帰り、元上司を途中で下ろした後、昼前に無事帰宅することが出来た。家の周りも30〜40cm以上新雪が積もっていて、出発時とは景色がすっかり変わっていた。今日は県内のどこもかしこも大雪のようだった。こんな日は家で過ごすに限る。


午後は、アニメのDVDを見たり、3日分の新聞をまとめ読みしたり、自室でパソコンに向かって作業したりと、ゆっくり過ごした。人と一緒に過ごす時間も楽しいが、自分にはやはりこういう一人でいる時間も欠かせないものである。2〜1:1くらいの割合で必要だと思う。大したことはできなかったが、とりあえず最大の懸案だった家計簿の記帳が片付いたのは成果だった。一カ月半分のレシートが机の一角で山になっていたので、それが消えたのにはせいせいした気分がした。未記入機関が長くなるほど、どこで何にお金を使ったか分からなくなり記帳が大変になっていくし、帳簿と現金残高の乖離が進んでいくので、出来るだけ一週間ごとに記帳するように心がけたいと思う。

(35分)