夜警

来月の給与から控除する平成24年度分住民税の決定通知書が、今各市町村から続々と送られてきている。自分が住民税を納付している市からも、今日通知書が届いた(枚数が多いためゆうパックで送られてきた)ので、担当の特権で一足早く自分の住民税額を確認してみた。ちょうど、倍だった。今の徴収額の倍である。だいたい予想どおりだったが、毎月約1万円というのは、正直言って結構大きな額なので、それなりにショックを受けたのもまた事実だった。所得税に比べるとかなり高い(所得税が低いのかもしれないが)。市から行政サービスを受けているのを実感するのは、ゴミ収集と冬場の道路の除雪くらいだし、市役所や市の施設を利用することもないので、負担に見合うサービスは受けていないと思うが、そもそも税金というのは自分が受ける利益の対価として支払う性質のものではない。店で商品を買う時に払うお金とは全く異質なのであり、自治体はサービス産業ではなく強制力を持った権力主体である。自分のためではなく、世のため人のために使われるお金だから、損得勘定を当てはめるのはやめよう・・・そう考えて、自分を納得させることにした。そもそも「元を取ろう」「いくら使ってもタダだ」などとバカげたことを思って過剰なサービスを期待する住民がいるせいで、自治体の仕事が増え、職員が忙しくなって、お金が足りなくなり、借金が増えるのだ。自治体を利用せず、仕事をさせない自分のような住民が多ければ、自治体は本当にサービスを必要とする社会的弱者の支援や、今後ますます重要性が高まる防災の取り組み等にお金とマンパワーを傾けることが可能になるはずだ。寄付したつもりで、住民税のことはもうあまり気にしないようにしようと思う。


さて、毎月1、15日は消防団の夜警の日だ。19時半にポンプ小屋に集合し、車で集落内を巡回する。その後は小屋で一杯やるという流れだ。今夜も、仕事を早めに切り上げて夜警に駆け付けた。非常につまらないが、出なければいけないものだ。今後はスケジュールに組み込んで、仕事を圧迫しないように計画的に参加していこうと思う。しかし、バイクの話題には全くついていけない。困ったものだ。

(40分)