さいたま新都心

今日は日帰りで出張に行って来た。行き先は、さいたま新都心。用務は、給与関係の説明会に参加すること。先週末に急遽行くことになったものだった。来月にはやはり給与関係で関西に出張する予定が入ったし、このところ立て続けにそういう話が舞い込んできている。給与担当は人数が少ないし、みな忙しくて仕事に穴を空けられないので、新入りで比較的切羽詰まっていない自分に役が回ってくるというわけだ。色んなところに行けるので、出張自体は嫌いではないのだが、今週末が給与の提出締め切りなので、仕事的に若干不安はあった。


大宮駅で新幹線を降り、在来線でさいたま新都心駅に着くと、近代的な空間が広がっていた。改札の外が高架の歩行者通路になっており、それが周囲の建物の2階部分と接続する形で伸びていた。その駅部分にはアーチ状の屋根がかかり、駅外に進むと高架の上に広場や樹木もあったりして、とてもきれいに整備されていた。周囲のビルも結構新しそうに見えたし、お金がかかってるなぁという印象を受けた。09年9月にS君と一緒に車でこっちのほうに来た際に通りがかって、遠目にビル群を見たことがあったが、実際に訪れるのは初めてだったので、新鮮な驚きがあった。会場である合同庁舎もこの歩行者通路を歩いてすぐにたどり着くことができた。庁舎は、初期型PS3みたいな形をしていて、中は屋上まで吹き抜けになっていた。こんな洒落たビルを建てて、税金の無駄遣いだと言われはしなかったのだろうかと、他人事ながら心配したのだった。午後からここで2時間ほど説明会に参加した。それで用務は終了し、上司に終わった旨を電話連絡してから帰途に就いた。早く終わったので、その気になれば周囲を散策したりする余裕もあったが、出張中とはいえ、自分としては17:15までは勤務時間中だというふうに捉えているので、観光気分でそんなことをするのはもってのほかだ。他の職員はまだ働いているのだから。そう思って、真っすぐ帰ることにした。




↑部署の人に配るためのおみやげ。大宮駅のKIOSKで買った。


電車の乗り換えがスムーズだったので、19時前には帰宅することができた。説明会自体はあまり収穫のあるものではなかったが、行ったことのないところに行かせてもらえたのと、電車移動中に本を読めたことは、価値があったと思う。今日読んでいたのは下のスタッフ・ディベロップメント(SD)についての本。まだ途中までしか読んでいないが、大学改革のために事務職員が担うべき役割について非常に考えさせられる内容で、常に「自分ならどうする」と我がこととして考えながら読んでいた。それと同時に、本書の内容や自大学の課題について、ほかの職員と議論してみたくなった。現状ではそういう場はないのだが、いずれは真剣にそういう議論をして大学の在り方を根本から見直さないと立ち行かなくなるだろうと思うので、その日のために普段から「分析し考える能力」を磨く練習を続けなければと強く感じた。この本を読めたことが、今回の出張の最大の収穫だったかもしれない。

(50分)