必須

人間が、人間らしく生きるためには、衣食住医職に足りているだけでなく、次の3つの要素を充足することがなくてはならないと思っている。


①学び、考えること
考えなくなり、進歩を失ったら、人間としておしまいである。しかし、ただ受動的に「勉強」するだけでも、あるいは調べることもなくただ頭の中の使い古した知識や思考を元にして考えても、たいした意味はない。社会、世界、学問について自ら調べ、学び、色んな材料を得た上で考えることで、初めて自分にとって価値のある思索が可能になる。


②遊ぶこと
人々が遊ぶ余裕を無くしたら、社会は息苦しいものとなり、新しいアイデアイノベーションも生まれなくなる。仕事と遊びを両立して初めて、社会人生活は持続可能なものとなるとも言える。遊びのないつまらない社会や、人生など、まっぴらごめんである。


③人と関わること
これは詳しく言うまでもないだろう。人は、程度の差こそあれ、必ず他者と関わり、互いに支え合うことで社会を形成しているし、学びも遊びも、一人で完結させてしまってはいささか寂しいものがある。誰かと関わり合い、相互に刺激を与えあってこそ、それらも真に愉しいものとなるというものだ。ただ、人と関わることは大切だが、その場合に人数や時間の多寡は重要ではない。多ければ多いほどいいとか、少ないのは悪いということはない。例え年数回程度しか会えないとしても、自分を飾ることなく打ち解けられる相手が一人でもいればそれでいい。


最後に、ZARDの名曲を一つ。自分がZARDを好きなのは、母親の影響によるところが大きい。自分が小さい頃親の車の中で聴いていた曲を、今は自分の車の中で聴いているのだから、何だか不思議なものである。時代が巡っても変わることのない普遍的な価値観を歌っているのが、今なお色あせることな魅力を持ち、多くの人に支持されている理由なのではないかと感じている。


(15分+30分)