昨日の午後から、家族で家からさほど遠くない温泉に泊まりに来ている。昨晩は、21時という普段では考えられないような早い時間に寝たので、今朝は5時すぎに否が応にも目覚めてしまった。それで、温泉に入ることにした。


時間が時間なので、お客さんは誰もいなかった。貸し切りだと思っていい気になり、思いっきりくつろいだ。その中で木桶を置いたときの「カポーン」という音が浴場の中に響いて、ああそうか、と気がついた。この音こそが温泉の象徴、温泉を温泉足らしめる要素であり、心を非日常の憩いの空間に引き込むんだなぁ、と思って、今更ながら木桶の重要性を噛み締めたのだった。…というただそれだけのしょうもないお話でした。

(携帯、20分)