学校教育 その2

これからの学校教育においては、学習・授業のスタイルとして、プレゼンテーションとディスカッション(またはディベート)を多くの場面で積極的に導入していく必要があると思う。情報や意見を筋道だてて説明・主張し他者にそれを理解させる能力、いわば論理的思考力や意志疎通能力といったものを養うのに、それらは役に立つだろう。受け身的にただ人の話を聞くだけではなく、能動的・主体的に学習する意思を持ち、他者との意見交換を通して深く考え、自らの意見を臆することなく発信することの出来る人材を、より多く育成していく必要があるのである。日本では黙っていることが美徳とされることがあり、それは一概に悪いことであるとは思わないが、しかし日本が今後世界においてプレゼンスを発揮していくためには、「物言う人」の存在が不可欠だと思うのである。

(20分)