同姓同名

誰だって一度くらいはしたことがあるだろうが、自分もたまに、ネットの検索エンジンで、自分の名前を検索してみることがある。そうすると結構おもしろい発見がある。


第一に、自分と同じ名前の人が結構大勢いるということが分かる。漢字のみならず、読みも同じの人だ。自分は、姓も、名も、漢字の読みがほぼ1通りしかありえない名前なので、漢字で検索して同じ字が出てきた人は、全員まず読みも同じの人と考えて間違いない。山形、長野、東京、石川、大阪、京都など、結構あちこちにいるようで、「同じ名前の人は、全国で活躍してるんだなぁ」と何だか喜ばしく思う反面、長野など結構近場にもいるらしきことから、「もしかして実際に何らかの機会で実際に会うすることがあったりしたら、どう言葉を交わしたらいいんだろう」なんて無駄な心配もするのであった。


第二に、当然のことながら、それぞれの人が自分と共通しているところも、全然正反対のところもあるということがわかる。自分と同じ部分としては、バドミントンを小学生のころからやっていた(ただ自分は中学でやめた)とか、昔ピアノを習っていたとか、トマトを嫌いだとかいうところ。違う部分としては、熱心なカープファンだったり、芸人気質のひょうきん者だったり、掲載された顔写真を見たら全然違う顔だったり(同じだったら逆に怖いが)するところがある。


いずれにしろ、同じ名前でこんな人がいるのかと思うと、見知らぬ人であるにもかかわらず、シンパシーを感じられておもしろい。また、時間をおいて検索すると、新たな人が引っかかったりもして、おもしろみが増してくる。今後も、同姓同名の彼らの動向を、ネット越しに注目していきたいと思う。

(25分)