無謀

教育課程研究という集中講義の、今日が締切のレポートの提出は、さっき諦めることに決めた。4日間ハードな時間割で授業を受けたのに、レポートを出せば確実に取れる2単位をみすみす失うのはもったいないが、もともと自分の集中講義における単位修得率は低いので特別残念なことではない。単位への執着の弱さと諦めの早さは自分の特徴の一つと言えるかもしれない。今回の集中は、教育研究機関に就職するんだから、教職の単位も少しくらいあったほうが自分の経験の足しになるかと思って受けただけのこと。普通の講義とは違い、単位を修得できずとも、履修したことに価値がある。教育に関して問題意識を持つきっかけになったから。レポートは今の子どもの抱える課題と社会が子どもに求めるものと、それを解決・実現するために考えられる取り組みについて例示せよというテーマだったが、子どもとの関わりもなく教育現場の実態も知らない自分が知ったかぶってそんなことについてあれこれ言うのはとてもおこがましいことだ。テレビ報道を根拠に印象論でコミュ力が低下していることを憂えようかとも思ったが、論理性に欠けるどころか文章の組み立てさえままならなかったのでムリだった。教員をやっている親に相談するという手もあったが、頼りたくなかったし、まあ仕方ない。他の単位を確実に取れる自信もないが、今回のことを教訓に入念に準備を進めておきたい。


でも今までが楽観的過ぎただけに、卒業できないかもしれないという不安の出現は自分の中で大きな脅威となりつつある。全く馬鹿げた話だ。コードギアスR2を最後まで見た衝撃で、頭がぼーっとする状態が中々治らないが、自分の目指す明日へと進むためにも頑張らなければ。

(35分)