ワイヤレス折りたたみキーボード

最近、Amazonでこんなものを買った。

 

 

バッテリー駆動のワイヤレス折りたたみキーボードで、Bluetoothスマホタブレット等と接続して使うことができる。購入した目的は、スマホで長い文章を打つ際の負担を軽減すること。具体的には、ブログ記事の執筆のためである。前回(4/10)の記事も全てこのキーボードでタイプして作成した。原稿用紙9枚分の長文記事を、スマホのタッチパネルのフリック入力やトグル入力で作成しようと思ったら、途方も無い時間と労力がかかることになるところだが、キーボードのおかげでそれがかなり楽になったと思う。いちいち起動するのが億劫だし、老朽化で動作が遅くなってきていて何かとストレスもたまるので、最近はPCでブログを書くことがほとんどなくなった。ブログ記事作成のプロセスは、「スマホのメモ帳アプリで記事作成」→「はてなブログにテキストを転記し記事をアップ」→「掲載結果を確認し、はてなブログ上で推敲・修正」という流れが基本となりつつある。移ろいやすく鮮度が命の頭の中のイメージを、素早く文章としてアウトプットするためには、待ち時間ゼロでいつでもどこでも使用できるスマホが最適だ。したがって、ワイヤレスキーボードを使うメリットは非常に大きいと言える。

 

この製品を選んだ理由は、「大きさ」「軽さ」「価格」の3点でバランスが取れていたから。たたんだ状態での大きさは、スマホとほぼ同じ。重さも179gとスマホとほぼ同じくらい。そして価格は3,680円でお手頃な価格帯だった。キーボードの右半分と左半分の隙間が少し広めなのが、使う前には一番気になったところだったが、使ってみるとさほど気にならず、いつもどおりの感覚でタイプできた。タイプ音もほぼ出ず、出先でも気になる心配はないと思う。スマホ入力よりタイプスピードが向上したのは上述のとおり。何より感動したのは、記号を簡単に出せるようになったことだ。今までは「( )」を出そうと思ったら、「かっこ」と打ってから変換しなければならなかったが、キーボードを使えば、当然ながらその記号が書かれたキーを打つだけで一発で表示することができる。これによるストレス軽減効果は小さくなかった。唯一残念なのは、Androidの日本語入力システムがA-TOKではないこと。PCならA-TOKが入っているので、「しゅううとく」と誤入力しても「習得」と補正してくれたが、Androidでは「週疎く」といったおかしな変換になってしまう。これはシステムと自分のタイプ精度の問題なので、キーボードには何ら非のない話である。総じてバランスのよい製品であり、使い勝手には非常に満足している。

 

自宅の中でも外でどこでも自由にタイピングができるというのは、タイピング好きの自分にとっては非常にうれしいことだ。かくいうこの記事も、新幹線での移動の車内で、ワイヤレスキーボードを使って作成したものだ。スマホにワイヤレスキーボードを組み合わせた使用感は、かつて愛用していた「ポメラ」を彷彿とさせるものがある。これを機に、記事の更新頻度も高めねば!…とキーボードを見ては鼻息を荒くしている今日このごろである。

 

(60分)